甲子の大黒さま

▼相談しましょう

 文部科学省に届いた自殺の予告状が騒動となっています。新たに5通も届いたそうです。この予告状にイジメ被害者の悲痛な叫びが聞こえてきそうです。
 
 イジメ被害者は自殺という選択肢があっても実行できずに苦しんでいる人が多いのではないでしょうか。簡単に死ねれば苦労はない、死ねないからこそ苦しんでいる人が大半なのではないでしょうか。
 
 どんなに苦しくても生きたいと、誰もが思います。しかしその反面、自殺しなければ解放されないという思いもあります。自分ではどうすることもできない袋小路にはまってしまうと、いつまでも苦しみが続いてしまいます。
 
 私は今の辛い気持ちを誰かに聞いてもらうことが、問題解決の第一歩だと思うのです。家族や担任に相談すればややこしくなるから、心配させたくないから、一人で対処しようと思うことが現状から抜け出せない原因なのかもしれません。人間はそんなに強くありません。誰かに聞いてもらえば気持ちが軽くなります。ゆっくりと話しをすることによって自分の気持ちが整理され、自殺ではない選択肢が見えてくることもあります。「いのちの電話」などのボランティアもあります。一人で抱え込まずに、誰かに聞いてもらえば少しは楽になるかもしれませんね。




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2006.11.12:hs-1119
[2006.11.13]
安心感を与える (副さん)
[2006.11.12]
相手探しができないのではないでしょうか。 (上和田あひる)

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