甲子の大黒さま
▼知識よりも大切なもの
紅葉の季節ですし、読書の秋ですね。古来より知識は尊ばれ、知識人は尊敬の対象とされてきました。履修問題が騒動となっていましたが、学校教育も知識の詰め込みが中心なのかもしれません。
現代は生涯学習が時代のキーワードとされ、たくさんの本が溢れインターネットでもたくさんの知識を集めることができます。しかし、世の中に溢れる知識は本当に必要なのだろかと考えることがあります。
たくさんの知識を集めれば、どうしてもそれを人に披露したくなってしまいます。他の人にとってはどうでもいい知識でも、自分が知っていると伝えるために語ってしまうことがあります。また、自分は学があるという錯覚は人を見下すことにもつながってしまいます。せっかくの知識が人を遠ざけることになってしまうのかもしれません。
あの人は少し変だという場合、人の話に合わせられずに誰も興味のないような話を突然する人も含まれるのかもしれません。反対にあの人は賢いという場合、知識よりも人間性を指すこともよくあります。たくさんの知識を持つことよりも、どんな人とでも気さくに付き合えることのほうが大切なのかもしれませんね。
今日の質問
生きていくのに必要な智慧とは何でしょうか。
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2006.11.08:hs-1119
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