甲子の大黒さま

▼イジメ問題に思う(前編)

 最近、イジメによる自殺が相次ぎ問題になっています。また、政府は教育再生会議を発足させ、教育についての新たな枠組みを模索しているようです。非常に現代の教育に対する危機感が高まっているのが現状です。では、

 今の学校の問題はすべて教師や教育委員会にあるのでしょうか。
 
 教師の質が低下しているといわれますし、教師による不祥事も相次いでいます。その原因は何でしょうか。私は教師が尊敬されなくなったことが原因の一つだと考えます。尊敬されるからこそ、それに見合う教師になろうとするのではないでしょうか。今の先生はとても大変だと思います。些細なことでも、すぐに親が出てきて問題にしようとします。家庭でも担任の悪口が言われるのではないでしょうか。親が先生を敬うからこそ、子供も先生を敬います。そうでなければ、子供も先生のいうことを聞かなくなってしまいます。子供を学校に送り出す際に「先生の言うことをちゃんと聞きなさいよ」と声をかける時代ではなくなりました。
 
 家庭では勉強ばかりではなく子供の人間性など、本来家庭で教えるべきことまで、学校に任せようとします。しかし、教師を信頼して、すべて任せるというわけでもありません。教師は信頼できないという意識を持ちながら、子供のことはすべて学校に任せようとしている矛盾を感じてしまいます。

教師の質を低下させているのは、家庭からの不信と過干渉なのかもしれません。 

イジメの問題にしても・・・続きは明日掲載します。ご覧ください。 

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2006.10.28:hs-1119

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