甲子の大黒さま

▼なぜ苦しむのか@

 毎日、生活しておりますと自分の思い通りにいかないことばかりでイライラしてしまうことがあります。

 自分の思うようにいかないのは自分が一人で生きているのではないという、なによりの証なのかもしれませんね。

 空想の世界なら自分の思いのままです。しかし、現実は多くの人の思惑が交錯し、さらにはそんな思惑など吹き飛ばしてしまう運命としかいいようのない強い力が働くこともあります。ですから、思うようにいかないことがたくさんあるわけです。
 
 自分の思い通りにいかない原因の一つには、相手への期待や不満があります。この場合、相手の問題を自分の問題として抱え込んでしまっている状態なのかもしれません。解決は相手に委ねなければなりません。ところが人間は自分も含めて簡単に変わることなどできません。ですから、こちらは相手のことを思い変わってもらいたいと願うのですが、思うようにはいきません。相手に振り回されて疲れてしまうこともあるのではないでしょうか。しかし、

 相手が思うようにならずイライラするのも悲しくなってしまうのも自分自身なのです。

もしかしたら、私たちは自分が変われないからこそ、相手に変わってもらいたいと思うのかもしれません。私たちはまったく無関係な人間のことで悩むことはありません。自分にとって大切な家族であったり、親しい友人であるからこそ、自分のことのように悩むのです。しかし、だからこそ相手の問題のように見えても、実はお互いの問題であるということもたくさんあるのかもしれません。

 問題となる実際の行動には、あまり意味がありません。

大切なことは問題行動へと・・・続きは明日掲載します 



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2006.10.09:hs-1119

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