甲子の大黒さま
▼天のはからいなのかも
この前、テレビをつけたら「白い巨塔」の再放送をしていました。主人公の財前さんは、大学病院の教授という権力に翻弄された人です。才能と野心を併せ持つ彼は、患者さんの病気は治しますが、苦しむ患者さんの心には無関心でした。様々な裏工作もあり、ついに教授の椅子を手にします。しかし、念願叶ったのもつかの間、医療裁判で負けてしまい、さらには肺ガンにかかってしまいました。せっかく手に入れた権力が遠のき、今まで見えなかった病気の苦しみを味わいます。
写真は因果応報の世界を描いた六道輪廻のマンダラです。このドラマも因果応報の世界を描いているようです。しかし、財前さんは病気になることによって、今まで対立していた人達と和解をしていきます。病気が野心を消し去り、今まで足りなかった人間性を補ってくれたかのようです。
もしかしたら苦難や困難は、私たちの足りないところに気づかせてくれるはからいなのかもしれませんね。
今日の目標
天のはからいを意識しましょう
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2006.04.06:hs-1119
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