甲子の大黒さま

▼あつい思い

 時代と共に人の価値感は変わっていきます。昔と変わってしまった価値感の一つに「かっこ悪い」があるように思います。昔は一生懸命に頑張っていない人がかっこう悪い人でした。しかし、今は一生懸命に頑張ることがかっこう悪いことのようです。
 
 一生懸命でなければ、簡単にあきらめがつきますから辛い思いをしなくてすみます。自分自身やまわりに対しても「本気じゃないから」と言い訳もできます。ですから、一生懸命でなければ楽なわけです。
 
 でも、私は一生懸命になれない人生はつまらないと思います。自分自身に対する喜怒哀楽がなくなってしまうからです。「悔しい、でも次こそは」とか「辛かったぶんだけ、うれしい」と心がいきいきとしてくると毎日が楽しくなります。今の人が軽蔑しがちな「あつい思い」が深みのある人生と充実した毎日のために、必要なのかもしれません。

今日の目標
 あつい思いを大切にしましょう。

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2006.03.28:hs-1119

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