甲子の大黒さま

▼忍辱の修行

三日目は忍辱波羅蜜(にんにくはらみつ)です。忍辱とは耐えること我慢することです。四苦八苦とは仏教の言葉です。人間とって最大の苦しみは死ぬことです。それに伴い老いと病があります。また死のはじめである生も苦しみだとされます。人間の根本的な苦しみである生・老・病・死を四苦といいます。
 
さらに人間には求不得苦(ぐふとっく)欲しいものが手に入らない苦しみ。愛別離苦(あいべつりく)大好きな人と別れなければならない苦しみ。怨憎会苦(おんぞうえく)嫌いな人と顔を合わせなければならない苦しみ。五蘊盛苦(ごうんじょうく)自らの欲望に翻弄されてしまう苦しみ。生・老・病・死の四苦にこの四つを合わせて八苦になります。
 
どんな人でも楽に生きている人はいないと思います。その人なりの苦しみがあると思うのです。来るべき春に向けて、辛い時期を耐えるのが忍辱の修行なのです。

今日の目標
 すべてのことに、じっと耐えましょう。 

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2006.03.21:hs-1119

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