甲子の大黒さま
▼布施の修行
今日から仏教の六つの修行を紹介していきたいと思います。本日は一つ目の布施波羅蜜(ふせはらみつ)です。布施と申しますと、お寺さんに渡すお礼というイメージがありますが、本来は相手のことを考えた有形無形の善き行いのことです。
写真は三年前にいただいた、自宅で作っているラベンダーにリボンを巻いただけの、さりげなくも心のこもったプレゼントです。見栄を張った贈り物は自己満足です。相手を甘やかすことも、本人のためになりません。損得でなにかをしても偽善になってしまいます。
布施とは自分の我(私が・・・してやる)を極力なくし、相手にとって本当に必要なものを与えることです。でも、これが難しいんです。相手のためにと思ったことが相手を傷つけたり、まわりに非難されたり、自分が辛い思いをすることもあるでしょう。もちろん辛いからこそ、修行なのかもしれませんが。相手のことを思う心を信じ、経験を重ねていくしかないんでしょうね。いつか、本当の布施ができるように。
今日の目標
今日は布施の行を実践しましょう。
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2006.03.19:hs-1119
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