甲子の大黒さま
▼百万人のご先祖さん
『moku』という月刊誌があります。この本の中で新井満さんと高橋卓志さんが対談をしておられました。
その中で「自分という命がこの世に生じたのは父親と母親がいたからであり、その父親と母親にもそれぞれ父と母がいて、そうやって遡っていくと十代前まで数えると千人の父と母がいるし、二十代前まで遡ると百万人の父と母があったことが分かります。その中のたった一人の父や母が欠けただけでも自分の命はこの世に生じていなかったわけです。」
日本の歴史を見れば平和な時代より戦争の時代のほうが、はるかに多かったことが分かります。多くの人が倒れた疫病や飢饉もありました。辛く苦しい時代を乗り越え、次の世代へと本人達が果たせなかった願いと共に託されてきたのが、私たちの命なのです。
「俺の命だから、どうしようが勝手だろう」という前に、自分に命をつないでくれた、百万人の人に感謝しなければなりませんね。ちなみに三十代前まで遡ると億単位の父と母が存在するそうです。『人類みな兄弟』といいますが、みんなで仲良く生きていきたいものです。
今日の目標
出会う人みな家族のように、やさしく接しましょう。
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2006.03.15:hs-1119
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