甲子の大黒さま

▼人間から猿へ

 ラーゲリ歳時記の中にある「進化論 人はだんだん 猿に似る」という作者不明の川柳です。
 ラーゲリとはシベリアの日本人捕虜収容所があった場所だそうです。収容所という過酷な環境の中では人間も動物に近づいていくのかもしれません。私も修行時代は食欲と睡眠欲しかありませんでした。
 
 でも、私の勝手な解釈だと人間の文明が発達していく過程において、人間が猿に近づいていくのだと思うのです。ある実験で人間に好きな物を与え続け、好きなことをさせ続けると、最後に行き着くのは「ごろ寝の生活」だったそうです。
 
 あまりにも便利で快適な生活は、私たち人間を猿に退化させるのかもしれません。苦労することは、私たちが人間でいるために必要なことかもしれませんね。

今日の目標
 苦労を厭わず、頑張りましょう。
画像 ( )
2006.02.26:hs-1119
[2006.02.26]
でも (うましか)

HOME

hs-1119

powered by samidare