甲子の大黒さま

▼幸せの種を持つ人

 私は以前スーパーでアルバイトをしていました。その時、印象に残っていることの一つに、体の不自由な人のための駐車スペースに平然と車をとめる人が多いことです。声をかけますと「私だけじゃない、みんなしているだろう」とか「時間がないから」と足早に店内に入っていきます。
 
 たとえ見ず知らずの誰かのためであっても、ちょっとしたやさしさを持てたらいいなあと思います。自分さえよければそれでいいという考えは、自分を不幸にしてしまいます。自分の都合でしか世の中を見なければ、見えてくるのは不平不満ばかりになってしまうからです。自分と同じように一生懸命に生きている人が、この世界には星の数だけいるのですから。自分だけ優遇されることはないのです。
 
 足腰の悪いお年寄りのために、たくさん買って重い荷物を運ぶ人のために、少し離れた場所にとめられる人はすごい人だと思います。誰にも誉められることはないでしょうが、幸せの種を心に持つ人だと思います。 

今日の目標
 見ず知らずの誰かのために、何かをしてみましょう。

画像 ( )
2006.01.28:hs-1119
[2006.01.29]
私の理想 (副さん)
[2006.01.28]
駐車スペースの件 (うめたま)

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