甲子の大黒さま

▼進むべき道

 石の上にわずかばかり生えた苔に根を張ったリンドウです。この花を見て「石の上にも三年」という言葉が浮かんできました。この言葉は忍耐を教えているように思います。忍耐とは現実をあるがままに受け入れるということです。論語のなかに父の跡を継いだら、三年間はそのやり方を変えないようにしなさいという教えがあります。つまり、その三年間は現実を受け入れるための期間であり、忍耐の時期なのです。たとえ、夢や希望があったとしても、今の現実を知らなければ絵に描いた餅になってしまいます。受け入れた現実がスタートであり、夢がゴールなのです。二つの点があるからこそ、進むべき道も見えてくるのです。

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2005.08.08:hs-1119

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