甲子の大黒さま
▼観音さま
これは当山の置賜三十三観音二十一番札所の写真です。山形県には置賜、最上、庄内にそれぞれ三十三観音があり、それにもう一ヶ寺を加え山形百観音として信仰されています。
観音様は慈悲の心を説いておられます。人に対する優しい思いやりの心です。私たちは一人では幸せになれません。幸せとは一緒に感じることのできる相手がいなければならないのです。そのために観音様は見返りを求めることなく親切をしなさいと説いておられるのです。「せっかく、してやったんだから」という親切ではいけないということです。
私たちが人と接する際には自分の価値観や相手に対する甘えや期待を抑え、ありのままの相手を認めることが必要なのです。人間は一人では生きていくことができないからこそ、あたたかい人間関係を作っていかなければなりません。自分が生きていることによって誰かの支えになっているという思いが、結局自分をも支えてくれる大きな柱となるのです。
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2005.07.22:hs-1119
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