HPC・番組裏話

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春一番、
村中に太鼓の音が
響き渡りました。

そうです、
「鍋田の念仏踊り」が
始まったんです。

その昔、
ここ鍋田は水に恵まれない土地で、
田畑の水に苦労を重ねた
土地だったと聞いております。
作物にかける水が無く、
村人が総出で
『雨乞い』をしたのが
始まりだそうです。

来る日も、来る日も
村人は雨を求めて
『雨乞い』の踊りを
踊り続けたそうです。

そして、
村人の願いがかなって、
天からの恵みの雨は
作物に命をあたえたそうです。

すると村人は今度、
感謝の心を込め、
再び総出で踊ったそうです。

これが、
鍋田念仏踊りの由来だそうです。
私もはじめて
この踊りを見せて頂きました。
ホント、
先ずは『村人総出』の踊りです。
小学生も「早飯食って」
(学校給食です。)の踊り参加です。

いいですねえー。
こういう事って。

管理体制とかで、
段々閉鎖的になるものが多い中
村人の一員となる小学生。
見上げたもんだの教育です。
『天晴れ、沖郷小学校』。

子供たちのハツラツとした顔に、
疲れとお神酒が回った
お年寄りは奮起されたのか
気を取り直して
「そりゃ、そりゃ、そりゃ」。
扇子を手にして感謝の踊り。

いやー、いいですぞ。
皆さんも是非一度はご覧下さい。
春を伝える心の踊りです。

余談:
殆どの踊り手さんは革靴でしたが、
これは文化の革新でしょうか・・・・。
2003.05.06:HPC:count(1,426):[メモ/番組裏話]
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