meeting
2005年5月8日(日)10:00-12:00。
長谷川さんの事務所に妻と二人で出かける。 4月24日の第一回プレゼンで話し合った案に基づいて、長谷川さんが模型を作ってくれた。しかも2つも。 素人では、図面を見ただけでは、なかなかイメージが膨らまない。模型があると、ぐーんと身近なものになってくるから不思議だ。 でも、模型までできると変更を言い出しにくくなる感じもする・・・ そんな雰囲気を察したのか、長谷川さんは「まだ、基本設計の段階なんだから、まったくひっくり返るような話でも構わないんだよ。むしろ、今の段階で行ってもらったほうがありがたいんだ」と優しく話を引き出してくれる。 この間、提案してもらった案は、今風の土間を備えたプランで魅力的なのだが、予算的な制約の中で、どうしてももう一間増やしたい要望がでてきた。それを伝えて、3人でディスカッション・・・ 話すと、土間活用のイメージが妻と私でかなり隔たりがることが判明。 「土間が必要か、欲しいか」まで遡っての話し合いとなった。 普通の住宅メーカーに頼んでいたら、こんな話し合いはなかなか持てないのではないかと、しみじみ感じた。 次回まで50分の一の精巧な模型を作ってきてくれるという。今から5月15日が待ち遠しい。 |
2005年4月24日(日)午後1時〜午後10時。
午後1時から1時間ばかり、事務所で打ち合わせ。主に、土地や地盤について。メンバーは長谷川さん、森谷さんと私の3人。 その後、長谷川さんと一緒に現場確認。土盛りの仕方やどの向きに家を建てるかなどを相談。 3時過ぎからは、私の自宅にいって長谷川さんが考えてきてくれたプラン3案の説明を妻、娘と一緒に受ける。んー、前回のインタビューを基に、良く考えられたプランになっている。がっ、しかし、予算オーバー。予算的には45坪程度、出来てきたプランは60坪前後。これから優先順位を付けて、削っていく作業となる。 終了後は、家族と一緒に、一杯。日本酒(上喜元)を皮切りに、長谷川さんからいただいた沖縄土産の泡盛が進み、話も大盛り上がり。いつの間にか、午後10時。お開きに。 当然、次の日は二日酔いとなりました。 |
原田様
メール有難うございます。先日は1回目の打ち合わせでしたが、子供さんとも会えて話ができたので良かったと思います。その後の家族との話し合い、これが大事と思います。家は家族皆で知恵を出し合い作るもの、家族の団らん、子供が巣立った後の将来の生活等、今一度見直すのにはいい機会かと思います。私はそのコンダクター、纏め役です。ましてやハウスメーカーのように打合せの次の日に平面プランが完成しているなどあり得ないことです。 さて、原田さんの案ですが、2階が面積的にきつそうですね。風呂は1階でも良いかもしれません。トイレは1・2階必要かと思います。 また、和室ですが2階とありますが、 《また20年後位に、階段の上り下りが辛くなったとき、私たち夫婦自身が、 寝起きする部屋になることでしょう。》 と矛盾しているようですが? 和室は私は1階が良いのではと思っています。例えば土間を作り畑仕事を終えて一服、又はご両親、一般のお客は1階の和室で招くとか。1階は寝室関係(音の問題、それから2階の家族居間空間と区別する)、2階はあくまで家族の団らんのため、食事、居間を重点に、という考えもありますね。奥様の要望と合いますね。(小和室を2階にも・・・あるかも) いずれにしろ、何年後の住まいを見越して設計するかが重要と思います。例えば30年後もそのまま住み続ける住宅設計となれば、場合によってはT邸のように鉄砲階段として、後に電動椅子が付くようにしておく・・・などということも考慮する必要があるかもしれません。 それから、子供が巣立った後の状況、ご両親と同居することになった時の対応等、もう少し考えを練った方が良いかもしれません。また何年後に増築、又はリホームすることを考慮、などという考えもあるでしょう。 このいわゆる基本設計と言われる期間が如何に重要かがお分かりになるでしょう。私一人では到底できる話ではありません。というのも原田さん家族の将来の営みのことなのですから。この住宅建設を契機に家族のこと、将来のこと等色々考えてみるいい機会と思います。 次回打合せまでに皆の頭が回転するような資料を作りますので皆で話し合いましょう。 明日の地盤調査宜しくお願いします。 長谷川(3月30日23時30分) |
長谷川様
先日はTさん宅見学、そしてブレストありがとうございました。 お陰様で私たち家族の家に対するイメージもだいぶ具体化してきました。 さて、その後、家族と話し合いをしながら、変化してきた点もございますので、ご連絡しておきます。 まず、私の考えですが、 ・Tさんのお宅の配置は考えれば考えるほど、練り込まれているな、と思いました。 ・「介護が必要なおばぁーちゃん中心の家造り」と言ってましたが、私たち夫婦も年寄りになるし、我々の両親も片方がなくなり、介護が必要な状態になれば、やがて同居するようなことも有るわけです。時間軸を長くすれば、私たち家族も豊島さんのところと同じ訳です。 そこで、基本的な配置として次のようにできないものかご検討ください。 1F:プライベート空間 娘の部屋、夫婦の主寝室、収納スペース(本など) 2F:日常生活の空間+客間 LDK、和室(*)、トイレ、風呂、洗面所 3F(ロフト):息子の部屋、学習空間 次に、和室のイメージです。 当面は、「家内の両親がたまに泊まりに来る部屋」で、時にお客さんが来たときに泊める部屋となります。 近い将来は、家内もしくは私の両親を引き取り、場合によっては介護する部屋になるかもしれません。 また20年後位に、階段の上り下りが辛くなったとき、私たち夫婦自身が、 寝起きする部屋になることでしょう。 さらには、娘か息子が結婚して、同居ってなことになったら、間違いなく私たち夫婦が暮らす部屋になるでしょう。 ですので、これまで思っていた以上に少し広めに考える必要があるかもしれません。 次に、妻の考えですが、 ・なるべく家族が一緒に過ごすリビングを広めに確保したい。 ・豊島さん宅のリビングは狭く感じたようです。 以上の話を総合すると、2階が窮屈になりそうです。 長谷川さんのお知恵で、何とか解決プランをつくっていただけたらと思っております。(もちろん、先日の打合せに基づく案もお願いします) 明日は地質調査です。立ち会うつもりでおります。 原田幸雄(3月30日11時30分) |
【2005/3/27 私の事務所にて】
今日は私たち家族4人と長谷川さんを入れての基本設計会議。概略次の通り。 ○13:30-15:00 天童のTさん宅を見学。長谷川さんが3年ほど前に設計した物件だ。ご夫婦と子供3人のご家庭。実際住んでみての感想や光熱費などの話。オール電化住宅なので、光熱費が増えたかと思いきや、逆に1割ほど下がったとのこと。満足度の高さが伝わってくるやりとりだった。 ○15:30-17:30 私の事務所に戻って、ブレーンストーミングを実施。「暖かい家(外断熱のオール電化住宅)」というコンセプトは簡単に合意したが、家族4人の考えは意外とバラバラ。そこで、長谷川さんは予め宿題にしておいた「住宅設計質疑書」をもとにして、一人ひとりインタビューを始めた。娘→息子→妻→わたし、の順。生活サイクル、好み、こだわり等々。少しずつ、少しずつ家に対する考えが共通理解化するから不思議。 ○今日の話し合いをもとに、次回(4月24日)まで長谷川さんが2〜3プランを考えてきてくれることになった。私たちも、細部のイメージを明らかにするために、雑誌・カタログなどを使って、好みのものをリストアップすることに。次回は1枚の模造紙にまとめていくという。 |
copyright/house
最初、建設をお願いする予定の田中工務店の社長に案内してもらい、長谷川さん、そして私、妻、娘が連れ立って、建設中の物件を見学。高気密住宅を10年ほど前から手がけているという。
山辺の物件、田中社長のご自宅、そして南舘の物件を見学後、私の建設予定地に移動し、造成方法を検討確認。
終了後、長谷川さんの事務所に私、妻、娘で移動。
5月15日に要望していた娘の部屋の入り口、階段の向き変更などを図面上で確認。さらに、1階でも顔を洗えるよう、簡単な洗面所を作ってくれるよう要請して、打ち合わせ終了。
長谷川さんのお母さんが気遣って、ソバを出前してくださり、ご馳走になって帰宅。
・・・ピン・ポーン。
9時半過ぎ、終了した図面を家まで長谷川さんが持ってきてくださった。
それが、写真の図面。
次回まで、50分の一の模型を作ってくださるという。
ぐっーと、持ち家が現実味を帯びてくるだろう。