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原田様

メール有難うございます。先日は1回目の打ち合わせでしたが、子供さんとも会えて話ができたので良かったと思います。その後の家族との話し合い、これが大事と思います。家は家族皆で知恵を出し合い作るもの、家族の団らん、子供が巣立った後の将来の生活等、今一度見直すのにはいい機会かと思います。私はそのコンダクター、纏め役です。ましてやハウスメーカーのように打合せの次の日に平面プランが完成しているなどあり得ないことです。

さて、原田さんの案ですが、2階が面積的にきつそうですね。風呂は1階でも良いかもしれません。トイレは1・2階必要かと思います。

また、和室ですが2階とありますが、 《また20年後位に、階段の上り下りが辛くなったとき、私たち夫婦自身が、 寝起きする部屋になることでしょう。》 と矛盾しているようですが? 和室は私は1階が良いのではと思っています。例えば土間を作り畑仕事を終えて一服、又はご両親、一般のお客は1階の和室で招くとか。1階は寝室関係(音の問題、それから2階の家族居間空間と区別する)、2階はあくまで家族の団らんのため、食事、居間を重点に、という考えもありますね。奥様の要望と合いますね。(小和室を2階にも・・・あるかも)

いずれにしろ、何年後の住まいを見越して設計するかが重要と思います。例えば30年後もそのまま住み続ける住宅設計となれば、場合によってはT邸のように鉄砲階段として、後に電動椅子が付くようにしておく・・・などということも考慮する必要があるかもしれません。
それから、子供が巣立った後の状況、ご両親と同居することになった時の対応等、もう少し考えを練った方が良いかもしれません。また何年後に増築、又はリホームすることを考慮、などという考えもあるでしょう。

このいわゆる基本設計と言われる期間が如何に重要かがお分かりになるでしょう。私一人では到底できる話ではありません。というのも原田さん家族の将来の営みのことなのですから。この住宅建設を契機に家族のこと、将来のこと等色々考えてみるいい機会と思います。

次回打合せまでに皆の頭が回転するような資料を作りますので皆で話し合いましょう。

明日の地盤調査宜しくお願いします。

長谷川(3月30日23時30分)
2005.03.30:house:[メモ/meeting]