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▼テキスト読書会 『ナイン』

「ほんきこ。」月一読書会・2月は、テキスト読書会。

今回のテキストは、井上ひさし著『ナイン』(講談社刊)であります。
 1983年(昭和58年)〜1985年(昭和60年)まで、「われら自身の物語」のシリーズとして「IN★POCKET」(講談社)に連載されていた作品を、1987年(昭和62年)6月に短編集として刊行されています。文庫本版は1990年(平成2年)6月に刊行されています。

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さて今回は、単行本をテキストにするのは初めて。
もちろん読んで来ることが条件なのであります(当たり前^^;)、で参加者は6人。

読み方はそれぞれ。
昔読んだ人は再読し、テキストが決まってから読み始め、ここ数日で読み終えた人、16編中5編しか読めなかった人、などなど個人差はありますけれども^^;

井上作品をずうっと読み続けている人と、まぁちょこちょことしか読んでいない人(私です)、いろんな人がいて面白い。

急きょ欠席になったKくんのメッセージを含め、お気に入りの3篇を挙げながら感想を述べて、また話しを出し合います。

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お気に入りの票が多かった「握手」を、芝居人のМさんに朗読していただきましたら、これがなかなか素敵でありました。

そのほかでは「ナイン」「新郎側控室」「隣り同士」「祭りまで」「記念写真」「高見の見物」「春休み」「新宿まで」「会話」「会食」「足袋」の11篇に票が入りました。

東京の下町や新宿など、作者の私生活に近い部分が描かれているのではないかという感があり、全編ユーモアで包まれている佳作ではないかと思います。
しかも読みやすい分量の作品でもありました。


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2011.02.27:管理人

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