histoire

振り返ってばかりいないで
ちゃんと前を向いて
僕はここにいるでしょう

街は静かに光を灯もすから
気づかなかったんだ
太陽が隠れたことなんて
早く朝になればいい
闇色のカーテンは重たくて
僕には開けることすらできない

手を離したりなんてしないで
心がどこに行ったのか
不安になってしまうから

街が喧騒と共にあるから
気づかなかったんだ
星も見えなくなったこと
ネオンの燈はざわめきを帯て
瞳に刺さってしまうから
僕は触れることすらできない

夢をみていたんだ
君も同じだと思ってた
独りよがりな僕の夢は
直視ることすら叶わないくらい歪んでしまったけれど
それでも君が綺麗だと
僕が思い続ける限り
君を傷つけ続けるんだね

振り返ったりなんてしないで
もう迷ったりしないから


創り続けた壁は連なり
まるで苺だらけのミルフィーユ
溢れた真っ赤なジャムみたいに
あなたの紅は甘いのでしょうか
2005.07.17:sasa:[メモ/詩ク]


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