11.26 ひろりんモーニングセミナーレポート

  • 11.26 ひろりんモーニングセミナーレポート

11月26日(火)のひろりんモーニングセミナーは

タカラ米穀株式会社  取締役会長 川 浩志 様

『 人間尊重の経営が、強い組織、強い会社をつくる 』  と題してお話しいただきました。

 

<講演趣旨>

 営業マンとして勤めていた米菓会社が倒産し、最後まで残務整理をしたことが自分の基礎をつくった。昭和55年にナカリ株式会社に入社。翌年、米の小売に進出し、タカラ米穀の立ち上げを任された。

 顧客開拓に邁進していく中で、「お前は米を積んだダンプカーだ、誰もついてきていないではないか」、と指摘され、社員の声を聞くため「職場活性化会議」を始めた。これは現在も継続し、自分たちで決めたことを自分たちでやる体質が出来上がっていった。

何事も継続することでしか本物は見えない。

 消費者を対象とした「生活応援セール」も、今年で13年目156回になるが、継続することで地域貢献するとともに、お客様の生の声に接することができ、直接教えられることで社員教育になっている。

競争相手はライバルではなく時代の変化

 食量管理法の緩和を見越した全国販売ルートの確保や炊飯会社の立ち上げなど、常に業界に先駆けて新しいことに挑戦してきた。

 社員にも「得意先の米櫃ではなく、食卓を見ろ」と口を酸っぱくして言っている。今や食事を買う時代であり、年越しそばも「カップそば」で済ます時代である。

世間は見ている

 毎朝6時には出勤している。通勤時間が長いため冬場は雪かきで早朝から大変だが、町からも除雪に協力してもらっている。これは、合鴨農業の米を買い取ったり、地域のために働いてきたおかげと考えている。これからも命ある限り働いていきたい。

2013.11.26:hirorin:[レポート]