『ながせひろ子』パティシエママblog
▼りんごのお菓子
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結婚の報告に二人で上京し、それが僕にとって最初で最後の加藤先生との対面でした。 素材としてのフルーツを手に入れることが、なかなか 難しいというお話を聴き、これからは僕が力になれればと思っていました。早速、バレンタインのチョコレートに金柑を用意させてもらいました。 金柑は生食で美味しいものが店頭に並ぶのが多いのです。甘露煮が主な食べ方だった露地栽培ものは、通常出回っていませんでした。大田市場から取り寄せてお送りしました。生食で美味しい金柑は、完熟させることで皮が厚くなりそれが甘くなるのです。露地物は 皮が薄く、程良い酸味の果肉がたっぷりありそれと チョコレートのハーモニーが格別でした。これが先生の最後の作品でした。
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