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▼特攻2005/12月
地図と衛星写真を開示するGoogle mapを進化させた、Google earthというソフトが公開されている。ソフトをインストールして起動すると、3D画像の地球が現れる。ハンドのポインターで地球を自由に回転させ、好きなポイントを選んで接近し、自分の家が確認できるほどの精密な画像を見る事ができる。
いろいろ操作して遊んでみた。関東や関西の都市部の俯瞰画像は精密なのだが、わたしの田舎、山形の実家を見てみようと思ったら、そこは粗い画像しかなかった。それでも霞城公園や馬見ケ崎橋という目印になる地点は判別できて、引いたり接近したりして見るのは面白かった。
少し乱暴に操作してみるのも面白い。東京の三多摩地区にある我が家に、ぎりぎり接近し、そこから急激に引いてゆく。すると、我が家をロケット発射基地にして、宇宙に開放されてゆくヴァーチャル体験をする事ができる。地球がピンポン玉くらいの大きさになる。
わたしの会社では、唐くんという上海から来ている留学生がアルバイトをしている。Google earthでいっしょに彼の実家を探してみた。上海鉄道駅から、西に2キロほどの集合住宅の1棟を探し当て、「お父さんとお母さんと、ここにいるんだよ」と感激している。唐くんもしばらく操作して遊んで、急激に引くのと反対に、急激に接近するのも面白いという。
中国は北京、天安門をサーチターゲットにして、急接近の操作をしてみた。
さながら、大陸間弾道弾での特攻のようだった。「マンスイマンスイ」と唐くんは呟く。そして、皇帝たちの観覧台に激突したと思われた後、もやもやした緑の雲がひろがって、それが微妙にふるえている。原生的な何かの細胞が、蠢いているようだった。
画像 (小 中 大)
2005.12.16:higetono
[2005.12.16]
Google earth (辰つぁん)
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