文化うさぎの旅

▼CONNECT2012【小国町】黒沢峠

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置賜文化フォーラムの編集員「うさぎ妃」です。

2012年10月20日(土)
小国町の黒沢峠で、熱気あふれる若者達のイベントが開催されました。
山の中のLiveです。
若者たちが2週間かけて準備したステージ会場は、手作りの工夫が随所にあり
温かみがありましたよ。
若者たちが、あれだけ生き生きと元気に動いている姿は人の心を動かす感動があります。

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天井には木で創ったCONNECTの文字

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会場を飾る斬新なアートも。

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テント設営でお店も出展されていたので、山の中でも飲み物、食べ物OK.

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若者たちが頑張っているということで、地元有限会社小国技研の保科社長さんご夫妻が「いも煮」で応援。
おばちゃんのいも煮は、ほくほくの地元産里芋と具たくさんで、本当に美味しく、
スタッフの皆はおばちゃんのあたたかな愛のエネルギーいっぱいもらいましたよ。
うさぎ妃も御馳走になり、ただ感謝感謝です。
若者のイベントですが、そこに地元のおばちゃん、おじちゃんの応援があることは心強く、安心と地元の一体感を感じました。

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小物のお店も参加、思わず買ってしまうかわいい小物がそろっていました。
数日で消えてしまう刺青アートもあり、おもしろかったです。

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オープニングの前には、黒沢峠をのぼり、そこでヨガをするイベントも実施されました。
いにしえの人々が通った石畳を歩きながら、大自然の中でのヨガは心も体もいやされる時間ですね。

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なぜここ黒沢峠で若者達が音楽イベントを開催しているのか?
今年で5年目となるこのイベント。
今回CONNECT実行委員の中心として動いている高橋泰弘さんにお話しをお伺いしました。

黒沢峠は細い山道を登っていった先にあります。なぜこんな山奥で音楽イベント?
設備も全くないところで、あえて音楽イベントをしようとした理由は?

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とにかく音楽イベントをやりたかったという高橋さん、
ここで音楽を演奏することは、山に音が反射して音響効果が良いそうですよ。
夜中までガンガン音楽を楽しんでも民家は遠いので迷惑も掛からないということです。若い人の配慮ですね。
CONNECTという名前は、「道」「人」「時間」のつながりを表しているのだそうです。
出演者たちは、この名の通りに、人々の繋がりで各地から集まっています。


保科さんのおばちゃんからはこのイベントがここで開催されるルーツのお話をお伺いできました。


それは30年前です。
越後米沢街道十三峠のひとつである黒沢峠は、150年前のメイン街道で、
上杉のお殿様や、イザベラ・バードも通った歴史の道です。
しかし年月とともに街道は使われなくなり、どんどん人々から忘れ去られ埋もれてしまいました。
歴史的に貴重な敷石街道の峠を復活させる活動が30年前小国町ではじまります。
小国町の子供たちや、老人会、地域の人々、町民が自ら手弁当で参加し、少しずつ、少しずつ4年の歳月をかけて、合計2.6kmの黒沢峠の敷石道を復活させたのだそうです。
重機が入る道ではないので、人々の手作業です。かなりの手間な作業であったと想像できます。
人々の力を結集して復活させたこの記念すべき場所で、人々が集まり毎年イベントを開催するようになったそうです。



小国の若者はこの志を継いで、この黒沢の地で、イベント開催をするようになったのです。


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復活した黒沢峠は、緑の苔が生えで趣をかもしだしています。
ところどころ石が無い場所がある理由は、地元の炭炊きの産業の窯に使われたそうです。


街道沿いには楢枯れした木に天然の舞茸が生えており、バター炒めをして早速に皆でいただきました。

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捕りたて天然の舞茸はシコシコして何とも言えない美味しさです。
自然の恵みに感謝です。


オープニングはCONNECT代表の鈴木孝明さんが挨拶。
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NPO法人 ここ掘れ和ん話ん探検隊(黒沢峠敷石道保存会 副会長)の栗田金男さん、
町議会の齋藤弥輔さんも若者達を応援に来て挨拶して下さいました。
30年前に黒沢峠を復活させた方々です。
やはり地元の応援があることは、若者達も心強いですよね。

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ちなみに黒沢峠の案内役をして下さり、天然舞茸を取って下さったのは齋藤弥輔さんでした。
お世話になりありがとうございました。



琴の演奏と鏡開きでオープニングを盛り上げます。

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地元の名酒「桜川」を参加者に振る舞います。

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多くの参加者は、テント持参で泊まり込みです。
イベントは、12時のオープングセレモニーから始まって、夜中25時まで続くのです。飲んで歌ってのお祭りです。

随時Liveがスタート。
13:10〜13:50〈Live〉Dinner
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Liveの側ではワークショップも開催です。
ペレットストーブの展示がありました。
小国町の杉間伐材つくったペレットだそうです。
コストも灯油よりお安くなるそうで、ペレットスートープ購入には補助金も出るので、
家計にも優しく、家も暖かくなり良いばかりですね。

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ペレットストーブのお問合せは以下です。
小国グリーンエンジー合同会社
0238−62−2903
http://pelletman.jp


実はすぐそばに第2会場もあり同時並行で、イベントを盛り上げます。
第1会場から階段を降りた広場にもうけています。

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14:20〜14:50〈Live〉時既に遅し
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Liveの側では、置賜文化フォーラムの宝記事で「置賜ワカテアーティスト」として取り上げさせて頂いた
大沼洋美さんのワークショップ「studioこぐま」もあり、
かぼちゃのランタンづくりをしていましたよ。
子供たちが喜んで参加していました。

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音楽でガンガン楽しんで、そろそろ小腹が空くころ、
餅つき大会開催です。
ここでも地元の保科さんのおじちゃん、おばちゃんが中心となり若者たちが楽しめるように餅つきの準備をしてくれました。
若者達がオシドリ夫婦とうらやましがっていましたよ。
海外の若者も参加して、餅つきでわいわい大盛り上がりです。
おじちゃん、おばちゃんありがとうございました。
そして美味しい餅ごちそう様でした。

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餅つきと同時にアフリカの太鼓の演奏があり、幻想的で素敵でしたよ。
西アフリカギニア共和国の楽器で、
特大のものが、「ドゥンドゥン」
大きいものが、「サンバン」
小さいものが、「ケンケニー」
だそうです。

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ここに参加している若者は生き生きとして皆楽しそうです。
それぞれの持ち場で一生懸命頑張っている姿はとても素敵ですね。

受付のお嬢様方お疲れ様です。
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駐車場のお兄さん達も担当ありがとう。
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普段は静かな小国の山が、この日は若者達の熱気であふれました。
熊も猿もこのイベントにびっくりでしょうが、これに合わせて動物たちも宴会しているかも・・・。


CONNECTに関しては、
HP
http://connect-oguni.tumblr.com

メールのお問合せは、
connectoguni@mail.goo.ne.jp


来年はあなたも演奏者として参加してみてはいかがでしょう。


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画像 ( )
2012.10.23:higashino

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