文化うさぎの旅

▼置賜地域芸能・芸術文化祭【南陽市】in蔵楽

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置賜文化フォーラムの編集員「うさぎ妃」です。

今回は南陽市地域文化交流プラザ「蔵楽」で開催された
置賜地域芸能・芸術文化際を取材してきました。
第一部は、ミュージカル・音楽・ダンス部門で、
第二部は、朗読、演劇、落語部門でした。

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当日参加者は、出演者が約150名、お客様が約100名で、
会場となった蔵楽は人がいっぱいでした。

出場者順にご紹介します。

第一部) ミュージカル・音楽・ダンス部門

1、Brilliant Shine
2008年結成。置賜を中心に活躍中。主に洋楽ポップスを歌っている。
Brilliant Shine(キラキラ輝く)という名前のように、
明るく元気に楽しくステージで輝いていました。

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とにかく元気で明るい歌声はトップバッターとして会場の雰囲気づくりをしてくれました。


2、ジャズ・ミュージシャク演奏ステージ
ジャズミュージシャン横澤徹Gミニコンサート(長井市)
長井市内のJazz愛好家グループによるコンサート

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プロアマ協同のJazzコンサートは、サックスの音色と、アフリカ系アメリカ人が生み出した独特のリズムが、
Jazz特有の雰囲気を出し素敵でしたよ。


3、加藤マチャアキ+The Groovy75(高畠町)
       +KMAミュージカル・アカデミー(米沢市)
総勢30名による歌とダンスのパフォーマンスショー

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とにかく元気な加藤マチャアキさんと子供たち、のりのりなダンスで楽しい舞台でした。
すごく早い動きにも関わらず、皆とても上手。たくさん練習したのでしょうね。


4、置賜農業高校演劇部、選抜チーム(川西町)
歌謡ステージショー
お年寄りに大人気の歌揺ステージショー

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演技が上手いだけでなく、とても礼儀正しく、高校生らしいさわやかさがありました。


5、米沢市民ミュージカル「伝国座」
ミュージカル「Faith」よりセレクト(米沢市)
  総計出演者50名の中からのセレクトチームによるミニヴァージョン・ミュージカル。

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人造絹糸発明の秦逸三氏の発明物語のミュージカルでしたよ。
置賜文化フォーラムの次回「宝」記事が、置賜を人造絹糸発祥の地として取り上げる予定だったので、
偶然の一致とはいえ驚きでした。子どもたちの表情が生き生きとして、とても素敵でした。



  
第二部) 朗読、演劇、落語部門

6、古典落語全国ジュニアチャンピオン(優秀賞)
川遊亭けん坊(白鷹町)
長講一席

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プロなみの落語で驚きです。さすがジュニアチャンピオン優秀賞受賞のけん坊くん、拍手です。


7、特別ゲスト
山遊亭金太郎 独演会(小国町出身 落語芸術協会)
地域振興落語の第一人者

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さすがプロ、その一言です。
無一文となり食べるものも無くなった貧乏な学者さんに、ひたすら食べ物を運んだ豆腐屋の話で、
火事で家も商売道具も全て無くした豆腐屋が途方に暮れていると、
立派なお侍が豆腐屋を助けます。家を建ててやり、生活費も渡します。
そのお侍は、豆腐屋が以前助けた貧乏学者で、出世をして立派になり、
恩返しをしたのです。
面白おかしく話しますが、その中に人のやさしさが入っていて、感動の残る落語でした。
落語ってすごいです。そこには一人しかいないのに、
複数の登場人物が目の前にいるかのように語る話術はすごと思いました。
まさにプロ、でした。


8、演劇・落語芝居「子別れ」
小国町こども落語教室の生徒と飯豊町学校出前朗読者の皆さんによる演劇ステージ・落語芝居

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落語芝居というものを始めて観ました。
落語は1人ですが、落語芝居は数人のはなし家でお芝居をするのです。
通常の演劇とは異なり、大道具、小道具などほとんどなく、基本は落語なので、
道具は座布団や扇子のみ、はなし家の語り口が中心です。
酒飲み旦那が妻子を追い出しますが、自分の過ちに気づき、断酒をして人生やり直し、
妻と子と再び一緒に暮らせるまでのお話でした。
演じた親子は本当の夫婦と子供だったので、追真の演技で感動的なお芝居でしたよ。



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会場となった「蔵楽」は舞台と客席がわかれているのではなく、出演者と観客は同じフロアーにいるので、
参加者全員のまとまりが強かったように思います。
お客様、出演者、スタッフが一体となり盛り上がった文化祭で、楽しい夏のひと時を過ごさせて頂きありがとうございました。
皆さまお疲れ様でした。素敵な時間を感謝しつつ。

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2012.08.22:higashino

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