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A.当社の実績写真集を見ていただくとカラフルな建物がありますが、これはしっくいにベンガラという色粉を混ぜて塗ったものです。ベンガラは酸化第二鉄からできていて、銅や鉄などの金属を精製する途中でできるものです。昔からベンガラは神社の鳥居や寺の柱などに塗られてきました。しっくいにそれを混ぜることによってカラフルな表情を作ることができます。色をつける方法はいろいろあるのですが、濃い色にしますとまず、同じ色を再現する事は不可能です。そして、何年か後の補修の際に色をあわせらないというデメリットもあります。漆喰はそのときの温度や混ぜ方によって同じ配合でも出来上がりは違ってしまいますし、漆喰の上に塗ると同じ漆喰でも質感が違ってしまう為です。ですので、濃い色を選択された場合は次のことを覚悟しなければなりません。

* 色むらが出る。(はじめはなくても後で出てきます)
* 補修をするとその場所がすぐにわかる。
* 混ぜるものにもよりますが、標準のものよりコストアップになります。
A.しっくいと木材の間にはほとんど必ずといっていいほど隙間ができます。それは無垢の木材が縮んだことによるもので、決して欠陥ではありません。隙間風が入ったり、壁全体が剥がれ落ちたりする事はありません。またこの隙間から室内の浮遊した汚染空気が入り込み、壁内の炭化コルクへ流入し、吸着するための早道にもなります。この隙間が気になるという方はしっくいの粉とフエキ糊を混ぜて隙間を埋めてあげる方法があります。

久しぶりに寿町のU様邸を紹介します。

外部のモルタル漆喰塗りがスタートしました。仕上げ漆喰塗りの前の工程です。仕上がりが楽しみ!



          


A.0mm〜3mmくらい開く可能性がありますが、構造上、機能上に支障はありません。また、隙間風は入ってきません。

A.局所的に汚れが付着した場合はサンドペーパーで少しこすると落ちます。壁全体に汚れが気になる場合はしっくいの粉と水を混ぜ、ローラーでペンキを塗る要領で表面をリフォームします。

A.しっくいは聚楽(ジュラク)や土壁の仕上げのようなものとは違い表面がぽろぽろはがれるようなことはありません。しかし、完全に硬化するまでの1年くらいは、表面の若干の粉が落ちたりして、巾木の上に貯まったりします。服がこすれた場合、その粉がつくことがありますが払えば簡単に落ちます。それらの擦れ落ちるしっくいが気になるのであれば、フエキ糊を塗布すれば擦れても落ちなくなります。

珪藻土と漆喰を混同されるお客様が多いのですが、珪藻土はそれ自身で硬化することができないので「つなぎ」成分が必要で、そのつなぎ成分の効き目がなくなるとボロボロになります。それに対して、漆喰はそれ自身で硬化でき、最終的な漆喰の成分は炭酸カルシウムを目指し徐々に酸化していきます。その過程を経るにしたがってどんどん堅くなります。

RC造の場合は特にこの漆喰の保護膜の恩恵を受けます。むき出しのコンクリートでよくされている撥水剤を塗っているところが多いのですが、これはコンクリートの汚れを防ぐためと、酸性雨の影響を受けやすいコンクリート(漆喰同様にアルカリ性)を保護するためです。メンテナンスの際、上塗りできる漆喰は構造材であるコンクリートの腐食を防ぐのに機能を発揮します。撥水材を塗るだけ仕上げのRC造でしたら1年に一度は塗り直さないと美観を損ないがちなのですが、漆喰仕上げの場合はもっと長い期間そのままで大丈夫です。外壁の塗り直し期間については下記のQ&Aをご参照下さい。漆喰を上塗りすることで表面の膜の保護と美観の維持と両方を行えるので非常に無駄がありません。調湿効果もあるのでコンクリートむき出し住宅にありがちな結露は通常より容易に防げます。


A.外壁のしっくいは内壁に塗るものに植物性オイルと柿渋を撥水のため混入いたします。ただし、コンクリートの表面には防水材は一切塗布いたしませんし、木造の場合は透湿防水紙を使用いたします。ちなみに柿渋は昔、番傘の表面に防水の意味で塗っていました。

A.形状、地域によって違います。入居者の感性についても違う為、一概には言えません。

A.しっくいは強アルカリ性の性質のため、カビ菌が生存しにくい環境にあります。しかし、浴室などで人間の体から飛び散った油分が壁に付着した場合、その部分だけカビが生える可能性があります。
A.木造の在来工法のみを採用しています。さらに柱や梁(はり)に無垢材を使っていますので、安心していただけます。年月が過ぎ、家族構成が変わって、リフォームをしたいときにも簡単にできる日本古来の構造で、地震にも強いです。

A.ベタ基礎を標準にしております。