ホームスイートホーム

ホームスイートホーム
ログイン

そうそう、柿渋塗装の代表例としては、唐傘(からかさ)つまり
日本に昔からある傘に柿渋が塗ってあるのです。

和紙に柿渋を塗り重ね、
最後に油を塗って水をはじくように作ります。

柿渋は、紙を丈夫にし、水を通さず、長持ちさせるのです。

こんな柿渋の主成分は、高分子の「タンニン」。
よく耳にする言葉ですね。

タンニンは多くの葉などに含まれ、
葉が動物に食べられるのを防いでいます。

渋く感じられるのは、
唾液のタンパク質を吸着するからなのですが、
この作用が硬化や腐敗に関連する
タンパク質を除くために使われます。

虫がこれで死ぬのは、細胞膜のタンパク質が
吸着されてしまうからなのです。

虫には怖いタンニンも、人間には渋い味程度でなんら害はありません。

それどころか飲んで身体に取り入れると、
老化の原因である活性酸素により酸化されたタンパク質を
取り除いてくれる強力な健康飲料になるのです。
よく「お茶にはタンニンが含まれているから老化予防に良い」
と言われますよね。

ただし、緑茶にはタンニンそのものは含まれず、
カテキンが時間を経ていくつも結合した複雑な化合物に
なってやっとタンニンと称されるのです。



そうするとお茶よりもタンニンが主成分の柿渋を飲んだほうが
若返りに利きそうな気がしてきますね。
(小さなお子様には飲ませないでね。)

私たち(ホームスイートホーム)も防腐、防虫そして塗料に天然の柿渋を使って、老化しない住まいづくりを目指しています。


追伸
柿渋には独特のにおいがあります。

塗装しているときには匂いにも慣れて感じないのですが、
家に帰るとカミさんが「臭〜い、何の匂い?」との騒ぎ。

現場のほうは10日もすると匂いは飛んでしまいます。




2009.09.09:hashiba:count(2,128):[メモ/ スタッフレポート]
copyright hashiba
powered by samidare
community line
http://yamagatan.com/