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▼2歳まで決まるアレルギー人生B

T1細胞はウイルスや細菌を担当。T2細胞はその他の物質を担当します。

ウイルスや細菌がたくさんくる時はT1細胞が台頭してきますが、それが来ないとT1細胞の出番が少なくなり、T2細胞が代わりに台頭してきます。

T2細胞は花粉や食物などを敵と認識してしまうことがあります。
一旦敵だと認識してしまうともう止められません。

こうしてT2細胞が増えすぎてしまった人がアレルギー体質になりやすい人なのです。


T1細胞とT2細胞が勢力争いをするのは実は2〜3歳まで。
その後はそのバランスは変わりません。

つまり、若い世代にアレルギー体質が増えてしまった大きな理由は、社会が衛生化して細菌やウイルスに触れる機会がここ数十年の間に減ってしまった結果、T1細胞が増えず、T2細胞が台頭してしまった結果だと考えられます。

このほかに、抗生物質の使用が考えられます。

もちろん抗生物質によって細菌やウイルス感染が減り人類の救いとなったわけですが、
その一方でウイルス・細菌と触れる機会が減ってしまい、アレルギー体質を増やしてしまった、
と考えられています。

つづく。

2009.11.05:hashiba

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