ホームスイートホーム

▼柿渋飲んだら若返る? 

そうそう、柿渋塗装の代表例としては、唐傘(からかさ)つまり
日本に昔からある傘に柿渋が塗ってあるのです。

和紙に柿渋を塗り重ね、
最後に油を塗って水をはじくように作ります。

柿渋は、紙を丈夫にし、水を通さず、長持ちさせるのです。

こんな柿渋の主成分は、高分子の「タンニン」。
よく耳にする言葉ですね。

タンニンは多くの葉などに含まれ、
葉が動物に食べられるのを防いでいます。

渋く感じられるのは、
唾液のタンパク質を吸着するからなのですが、
この作用が硬化や腐敗に関連する
タンパク質を除くために使われます。

虫がこれで死ぬのは、細胞膜のタンパク質が
吸着されてしまうからなのです。

虫には怖いタンニンも、人間には渋い味程度でなんら害はありません。

それどころか飲んで身体に取り入れると、
老化の原因である活性酸素により酸化されたタンパク質を
取り除いてくれる強力な健康飲料になるのです。
よく「お茶にはタンニンが含まれているから老化予防に良い」
と言われますよね。

ただし、緑茶にはタンニンそのものは含まれず、
カテキンが時間を経ていくつも結合した複雑な化合物に
なってやっとタンニンと称されるのです。

[画像]

そうするとお茶よりもタンニンが主成分の柿渋を飲んだほうが
若返りに利きそうな気がしてきますね。
(小さなお子様には飲ませないでね。)

私たち(ホームスイートホーム)も防腐、防虫そして塗料に天然の柿渋を使って、老化しない住まいづくりを目指しています。


追伸
柿渋には独特のにおいがあります。

塗装しているときには匂いにも慣れて感じないのですが、
家に帰るとカミさんが「臭〜い、何の匂い?」との騒ぎ。

現場のほうは10日もすると匂いは飛んでしまいます。




画像 ( )
2009.09.09:hashiba

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