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▼続 「へその緒」 

胎児の身体を造るのに必要な栄養素を母親から送るための唯一の組織「へその緒」。そのへその緒から数々の環境汚染物質が検出されています・・・

ほんの半世紀前までは、胎児は胎盤によって厳重に守られていると考えられていました。

胎児にとって悪いものは、母親が食べたとしても胎児には行かないようになっている、それが偉大な自然の力だと考えられていたのです。

ところが、胎児性水俣病の発見で胎児は守られていない、胎盤は万能ではないということが分かり、「胎盤神話」は崩れたのです。


環境汚染物質には、大きく分けると脂肪に溶けやすく (脂溶性という)、人の体内に長く存在し続けるものと、水に溶けやすく(水溶性)尿や大便とともに身体の外に速やかに排出されるものとがあります。

そして脂溶性の物質は、体内の脂肪、肝臓、筋肉に溜まりやすく、年月とともに蓄積されていきます。

母体は、へその緒を通して、栄養と一緒に環境汚染物質を胎児に送り、
胎児は脂溶性の物質を体内に溜め込んでいきます。

その結果、生後すぐにアレルギーを発症したりするのです。

しかし、全ての赤ちゃんにアレルギー症状が出るわけではありません。
個人差としてそれぞれの許容量に違いがあり、その許容量を超えた人たちが発症してしまうと考えられています。

詳しくは 「へその緒が語る体内汚染」 (森 千里+戸煬b美子著、技術評論社刊)をご覧ください。

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2009.08.19:hashiba

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