hasegawa note
▼<とらえ方9> あなたの問題を考えるA
前回は、自分のミッションをハッキリ持った人の話をしました。
ミッションというほどのことを持ち合わせていなくても、価値観をハッキリ持っている人は結構いるでしょう。
あなたの価値観の中に、「人間関係を大切にする」っていうのがあったとします。
「上司のさんはダメだわ」って思う前に、ちょっとひと呼吸入れてみましょう。
まず、どのくらいのレベルで人間関係を大切にしようと思っているかをふり返ってみましょう。
出会う人の何%くらいの人とうまくやっていきたいでしょうか?
自分の好きな人、身の回りの人だけでいい
っていうことでしたら、まずはそれでもいいでしょう。
自分が好きだろうと、相手が身近な存在だろうと、人間関係にトラブルはつきものです。
そのトラブルの原因はどこから来るのでしょうか?
解決のための何かいい秘訣はないかって?
それが前回お話した意味づけのことです。
例えば、上司のSさんは、自分でもできてないことが多いのに、こちらの些細なミスをいちいち指摘してくるとします。
あなたはSさんの「できていないこと」に焦点を当てて、全くうるさい小言だ、と片付け、Sさんに反発を感じるかもしれません。
あなたが「仕事はキッチリとプロ意識を持って」という価値観(自己目標)を持っていたとします。
だとすれば同じ指摘にどう意味づけするでしょうか?
素直に反省し、「できてないところを指摘をしてくれてありがたい」って思うでしょうね。
ここからがおもしろいところです。
あなたは2つのいいコトを経験します。
一つは、自分自身の満足感です。
自分の価値観・目標に沿った行動をした、というものです。
二つ目は、あなたに対する上司の態度が変わる、っていうことです。
通常他人を変えることはできません。
あなたが変わったとき、はじめて相手も変わるのです。
たとえゆっくりだったとしても。
少なくても心の中で(態度や言葉には現れないかもしれませんが)。
2006.09.10:hasegawa
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