hasegawa note

▼<とらえ方8> あなたの問題をさぐる@

<とらえ方6>で、あなたの問題について一緒に考えましょう、と言っておきながら、
次の号で違うことを書いてしまったので不審に思われた方もいらっしゃると思います。
決して忘れていたわけではありません。
そっちに進む前に大切なこととして確認しておきたかったのです。

問題には大きく分けて2つの原因があると思っています。
一つ目は、他人と比べることによるつらさ
二つ目は、問題の原因は外部にあると思うこと

一つ目のことは、前にも述べたので省略します。
二つ目のことについて、一緒に考えていきましょう。

さて、「本来出来事に意味はない。あなたがそれに意味をつけるまでは。」
というあまり馴染みのない考え方を前にも述べたことがあります。
そう、問題はすべてあなたの意味づけから発生しているのです。

でも、「そんなこといったって、私が苦しんでいるのは、上司のSさんが私を無視するからなのよ。
問題はSさんにあるのよ。意味づけなんて関係ないわ。」って言いたくなりませんか?

OKです。
一番困るのは、「私がダメな人間だからこうなっちゃうんだわ」、と自分の人間性を否定して苦しくなることです。
したがって、とりあえず、自分を守るために、問題を外部環境のせいにする、っていうのは「あり」でしょう。
自分が破壊される必要はありませんし、一番避けなければならないことです。

さて、そのようにまず身を守った状態で、冷静に考えて見ましょう。
これから述べることは、あなたの問題を本当の意味で解決するヒントです。

Aさんという人が、人生における使命(ミッション)のようなものをハッキリ持っていたとします。
それは例えば「出会うすべての人に微笑みかけて、幸せの輪を広げること」だとします。
そんな志を持ったAさんが、ブスっとした人と出会ったり、誰かから無視されたりしたとします。
Aさんは、どう思うでしょうか? 想像してみてください。

たぶん、こう思うでしょう。「どうやったら、この人を笑顔にできるだろうか?」
Aさんのミッションは、「出会う人すべて」が対象です。
したがって、ブスっとされたり、無視されたりすることは、問題ではなく、チャレンジだっていうことです。
なんとなくわかりますか?

つづく
2006.09.06:hasegawa

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