よっけ。もも。れこ。かほ with 花巻
▼雄星はカッコよかった!
久しぶりの岩手県営野球場は、菊池雄星投手が登板するとあって滅多にない超満員のお客さん・・・。私はその西武VS楽天戦の熱狂を「イブニングワン」の生中継で伝えるため、球場へ。
おそらくコミュニティラジオ局では唯一の報道受付を済ませ、バックネット裏の記者席(放送ブース)に行くとすでに超満員で座る場所もありませんでした。もちろん内野席も完売しています。仕方なく私はスタンド席の最上段の通路に「臨時放送席」を作り、中継の準備を始めました。中継とは言っても、携帯電話ですから、そこは簡単なもの。マイクとイヤホン、それに電話を結ぶコネクターをかばんから取り出し、スタジオとチェックを済ませればそれで終了です。
球場では、めんこいテレビ時代からの懐かしい方、お世話になった方にたくさんお会いできました。他局ながら勝手に弟の様な親しみを感じているテレビ岩手のIアナ。岩手朝日テレビの制作チーフNくん。主催局の会長さんと社長さん。そして何より今回のうちの中継を許可してくれた地元新聞社事業局のNさん・・・等々。みなさん私と同じ想いで雄星の凱旋登板を迎えていたのです!
近くの席にはリラックスしたムードの恩師、花巻東高校、佐々木監督の姿も。
でも、その時私は初めて気がつきました・・・。「オペラグラスもカメラも忘れたあ〜!!」
きょうはこの仕事の前に、キャリア教育の授業で大迫高校に行っていたため超バタバタだったのです!・・・というわけで、本日のブログは(も)、肝心の写真がありません(泣)
ところで雄星は、2週間前の楽天戦での完投勝利で精神的に安定していたのでしょう。ボールが先行するピッチングでしたが、2回、3回は見事、三者凡退に抑えます。でもやっぱり相手の大砲、山崎に4回裏、一発をあびてしまいました。惜しいよなあ〜。西武はそのあと3点を返したので、その1発がなければ雄星は勝っていたわけです。
ただ私は実際の中継でも伝えましたが、試合の流れ自体よりも観客席の様子に注目していました。
雄星の地元での登板と言う事で、地元ファンは大騒ぎするかと思いきや、試合が始まってみると予想以上に落ち着いているんです!そしてどちらかというと、親戚の子が大舞台で緊張しないかどうか心配そうな目で見つめながら、ストライクを取るたびに安堵の声を出す「身内」のようなお客さんが多かったような気がします。
残念ながら雄星は、地元で初黒星を喫してしまいましたが、楽天ファンも含め会場を埋めた多くの観客が「身内」のような気持ちで応援していたことに気づいていたはずです。
その温かい気持ちがあれば、東北の被災地の復興も大丈夫・・・。
雄星の登板によって今日は、私達の心がひとつになっていることが示されたのです。
試合終了時の雄星の表情は、キリッとしまっていて、またひとつ成長したように私には見えました。
ありがとう、そしてお疲れさま・・・雄星投手・・・今夜は美味い岩手牛の焼き肉と冷麺をたっぷり食ってくれ! 以上、興奮気味の落合でした・・・。
2011.09.01:えふえむ花巻
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