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料理、学び直し

  • 料理、学び直し

ホッと一息つきたいときに、ポチッとテレビをつけてしまいます。

一人でご飯を食べる時などもしかり。

昭和のTV世代です(笑)

主にニュースを見て、世の中の動きくらいは知っておきたいと思いますが、

その結果ため息が出たり、力を奪われたりすることも少なくない昨今ですね。

ちょっとした気晴らしを誰と一緒に過ごすのか(どんな番組を見るのか)、

賢い選択をしたいと感じます。

 

料理番組は、楽しみと実益を兼ねていて罪悪感がありません(笑)。

先日の講師は土井善晴さん。

あったかい大阪言葉が心地よかったです。

メニューは、新玉ねぎの蒸し煮、新ごぼうのきんぴらなど。

ごぼうのささがきがすごく早くてびっくりでした!

きんぴらは、煮汁がなくなるまで炒めるのが基本ですが、

「おいしそう!今食べたい!と思ったら、煮汁が残っている感じで火を止めたらよろし」。

塩加減は、

「自分でこれ食べるんだったらこのくらい振るんちゃうか~って思う量が結構正解」

だそうです。

レシピの数字に頼っていると、その自由さが難しくてちょっと固まります…。

「誰が冷奴にお醤油小さじ1杯半って計ります?」

なるほど、そうだなぁ。

自分の作りたい柔らかさ、味の濃さにしていくためには、

計量よりも火の止め加減のほうが大事、とも。

シンプルな料理だからできる「自由」なんだそうです。

 

土井さんは、きんぴらを高く盛りつけたてっぺんに、

半分に切って共に痛めた赤唐辛子をちょこんとのせて、

「アクセサリーみたいでしょ」とにこにこ顔。

 

私にとって毎日のご飯作りは、何年経ってもなかなかしんどいものですが、

シンプルな料理を、五感を働かせて自由に楽しくやれるようになりたいものです。

2023.06.18:hamokomi1:コメント(0):[コンテンツ]

狙われた巣箱

  • 狙われた巣箱

オレの山築館に、2つの巣箱と2つの小鳥の餌台を設置していました。

よく聞く話として、設置してもしばらくは入ってこないよ、ということ。

そんなもんだろうな、と気長に構えていました。

 

ある時、ふと見上げると、4mほどの高さのところに設置した巣箱が半分壊れているでは

ありませんか? 最初は何が何だかわからなかったのですが、その真下に行ってみて

原因がわかりました。

 

壊れた巣箱から、苔のようなものが見えています。

そして、カラスの羽が1枚落ちていました。そうだったのか!

 

 

種類はわかりませんが、小鳥がせっせと苔を運んで雛のためのベッドを用意し、

卵を産み落としてくれたのでした。

 

その信頼を裏切ってしまった! 申し訳ない。

 

 

木に括り付けるのに、上部のみ紐で縛っていたため、カラスが上に乗った際、斜めにズレ、

サイドの板をつつきやすい状況ができたのだと思います。

 

次回からは肉厚の巣箱を購入し、固定もしっかりします。

それにしてもフカフカの苔ベッドでした。

2023.06.11:hamokomi1:コメント(0):[コンテンツ]

女王バチは働き者

  • 女王バチは働き者

先週の続きでボルネオ島でのスズメバチ実験の話。

 

年中30℃以上、降水量も豊富、実に豊かな自然に恵まれたボルネオ島。

 

しかし、いくら自然豊かとは言っても、パッと行ってスズメバチの巣がパッと見つかる

わけではありません。事前に現地の人に見つけておいてもらう必要があります。

 

同行したスズメバチ先生の中村雅雄さんは、これまで9回もボルネオでスズメバチの調査

をされていた方。

中村さんがいつも頼りにしていたのは、村に顔が利くRustinさんというガイドです。

 

Rustinさんは、実は9年前にガイドを辞めていたため、連絡を取るのに苦労しました。

あれこれ細いツテをたどり、WhatsAppというSNSと翻訳アプリに助けられ、

何とか協力してくれることになりました。

 

そして契約が成立してまもなく2つの巣を見つけた、という朗報、そして出発間際に

あと2つ見つかった、と。

 

その後の経過はさておき、幸運にも、Rustinさんが村人に声をかけてくれて見つけて

スズメバチの巣は、ボルネオ島に生息する5種類のうち4種類でした。

 

Tsumaguro - YouTube

 

YouTube動画にアップしたのは、ツマグロスズメバチという種類。

8㎝~10㎝と小さい巣だったので、女王バチ1匹で巣づくりしている段階かな? と

思いきや…。

 

何と、この狭い空間の中で、女王バチ2匹と働きバチ4匹がいたのです!

熱帯のスズメバチの特徴として、最初女王バチ2匹で巣づくりを始め、1匹が途中で半分の

働きバチを連れて分胞する(別の巣をつくる)ということが多くあるというのです。

 

それにしても、女王バチというのは、初期段階では餌を見つけては巣づくりに励み、

同時に子供を産み、というのを繰り返し、やがて働きバチが一定の数を越えたら、

子づくりに専念。特に初期段階の巣づくりには苦労が予想されます。

 

何しろ熱帯地方のスコールは半端ない強さです。せっかく作った巣が雨に流されてしまう

ことだってあるでしょう。いくら働きバチに比べて体が大きいとはいえ、小さい体で

コツコツと巣をつくっていくだけで尊敬に値するなぁ、と今回のボルネオ実験ツアーで

しみじみ感じました。

2023.06.04:hamokomi1:コメント(0):[コンテンツ]

YOUは何しにボルネオへ?

  • YOUは何しにボルネオへ?

ボルネオ島ってどこにあるかご存知でしょうか?

グリーンランド、ニューギニアについで世界で3番目に大きい島です。

面積75万平方キロは、日本全土のちょうど倍の大きさです。位置は地図をご覧ください。

ボルネオ島・コタキナバル》おすすめ観光・ホテル特集【2019年版 ...

 

 

中学生の時、図書室にあった「世界の自然」という大きな写真集をめくっていったら、

ボルネオの熱帯林の威容に目が釘付けになりました。80mを越える巨木が一面を覆って

いたのです。おおー、見てみたい!

 

実は、17年前に家族旅行でその夢は果たされました。

オランウータンが野生状態で保護されている地区は、森林も保護されており、まさに

中学生の時に見たとおりの巨木群に圧倒されました。

 

昭和の時代、ラワン材として丸太輸出が盛んとなり、大木は次々伐り出され、森林は

アブラヤシやゴムのプランテーションになっていきました。その行き過ぎが指摘され、

今では原木輸出というのは禁じられていますが、プランテーションはそのままというより

むしろ拡大しています。

 

おっと、本題に戻ります。

先日、現地滞在1週間で、とあるミッションを遂行してきました。

 

普通の人は絶対やりたがらないそのミッション。

具体的なことは企業秘密になりますが、河原で、カカオ畑で、焼畑開墾地で、そして農場

で、こんな格好でそのミッションを行ってきました。

 

 

そのミッションとは、アクティブなスズメバチに対して、どんな方法がより効果的か、

という実験をすることでした。大きく分けると3種類、細かく分けると17種類の実験です。

 

毎年、多くの方々がスズメバチに刺されて亡くなっています。

亡くならないまでも、労災認定となるような事例は数多く報告されています。

 

悲惨な被害を少しでも減らしたい、しかもすぐにでも。

 

日本でスズメバチが攻撃性を増してくるのは8月から。沖縄でも7月。そこから実験を

やったのでは、今シーズンは間に合いません。

 

しからば、年中攻撃性の高いスズメバチに出合える(笑)熱帯に行こう!

指南役として、スズメバチ研究では他の追随を許さない在野の研究家中村雅雄氏に

ご同行いただきました。

 

 

次週、続きを書きたいと思います。乞うご期待。

2023.05.28:hamokomi1:コメント(0):[コンテンツ]

雨も楽し? 「オレの山築館」でのデイキャンプ

  • 雨も楽し? 「オレの山築館」でのデイキャンプ

楠(クスノキ)千年 今年も変わらぬ 若葉なり

これは太宰府天満宮の石碑に刻まれている私の大好きな句です。

 

木の命そのものは千年というとてつもない年月を生き抜いている。しかしそれは、毎年

若葉を茂らせ、新陳代謝を繰り返していればこそ。漫然と齢を重ねるのではなく、常に

新しいものを生み出している。

 

私達壱岐産業もおかげさまで今年で40周年。クスノキのように常に新しい物を生み出す

気概を持って進んでいるところです。

 

さて、そんな弊社のプロジェクトとして2年前から準備をしてきた「里山の森年間レンタル

プロジェクト」。そのお披露目も兼ねたイベントを繰り返してきました。

 

今回もその一環。

「里山の森開拓体験&若葉ママと楽しくアウトドアクッキング」というタイトルに

12名の方々が集ってくださいました。

 

 

2023.05.14:hamokomi1:コメント(0):[コンテンツ]