"お墓は住宅のアナロジー"
先日読んだ記事で目にしたこの言葉。
実際、お墓に関するお悩み相談の多くはこの言葉を裏付けているなあと感じます。
ケース1:
「子供たちはみんな独立して東京で働いてます。いま山形にある墓をどうしたら良いでしょう?」
ケース2:
「うちの墓は息子たち山形にいるから大丈夫だと思うけど、家内の実家が後継いないんです。墓どうしましょう?」
ケース3:
「お墓を建ててないんですが、わたしたち子供がいないんで継ぐ人がいません。入るお墓ってどうしたらいいですか?」
このなかの「お墓」という言葉、「家(住宅)」と置き換えてみてください。そのまま通じますし、実際おなじ人が「家」についてもおなじ悩みを抱えているのではないでしょうか?あるいは、ライフイベントの順序としては「家」問題はすでに解決済の場合もあるかもしれません。とかく死後の問題は後回しになりがちです。
さて、今回ご紹介するのは、ケース3の方々への一つの回答です。
期限付きのお墓。色々な呼び名があります。夫婦墓、個人墓、一代墓。ちょっと印象がどうかと思いますがレンタル墓なんて呼び方もあるようです。住宅で言ったら定期借地権付きということになるのでしょうか。
耳慣れないかもしれませんが、実は、山形の寺院でも増えているんです。パートナーを亡くされて、後継はいないんだけど、すぐに合葬するのは忍びないという思いに応えたものです。いくつかご紹介します。