株式会社 米住建設/古畑亮

▼窓の進化は続く

断熱材の性能向上はほとんど横ばいのようです。
※熱貫流率という熱の通りやすさを表す数字が性能値ですが
技術は出尽くし、生産時のエコロジー性や施工性を競っています。
断熱性能の向上が期待できる部位、それは窓です。
窓枠はアルミ材から樹脂に、ガラス部分はペアガラスといって
硝子2枚が標準となりました。
このガラス2枚の間の空気が、アルゴンガスという断熱性能の
高い気体になりました。
さらにこの気体より性能値の高い、クリプトンガスを採用し
かつガラスが3枚のトリプルガラス製品が発売されています。

ここまで進化するとこれまでのペアガラスに比べ、性能値は1.5倍。
建物の断熱性能を熱計算すると、実は基礎、壁、屋根は一定水準以上の
断熱化をしていると、厚くしても大きく向上しません。
窓は熱性能だけでなく外観のデザインも左右する部位。
性能も大事、合わせてデザインも大事。
まだまだ研究しなくてはいけません。
※熱貫流率は数字が小さいほど性能が良く、単位はw/uk

【樹脂サッシ+クリプトンガス入りトリプル施工】
窓廻りの気密処理も、正確な施工が必要となります
[画像]

【大開口部こそ高性能サッシ】
[画像]

2016.06.28:h-ryo

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