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5月21日、NPO新住協(新木造住宅技術研究協議会)の全国総会が
松島で開かれ参加してきました。
今年は、パッシブハウスが主題で脱CO2と相まって
今回の鎌田教授の基調講演はそこに集中しました。
パッシブハウスは言い方を変えれば無暖房住宅を意味します。
双方とも、暖房には極力自然エネルギーを使うという点で共通しています。
今、次世代型の高断熱住宅は、脱CO2を目論んだ手厚い補助がつき、
金利も優遇されています。
冷暖房費の削減を見込んだものですが、実はそう簡単にはいきません。
今までの暖房費で全室暖房は可能ですが、
ランニングコストは今までと変わらないのです。
つまりCO2は変わらない!
そこで新住協が提唱するのが、Q=1.0(キュウワン)
住宅と呼び名を変えた無暖房住宅です。
この住宅は、次世代型の暖房費を1/2〜1/3にします。
それは、硝子の性能や、最新の熱交換型の換気扇、
それに今回の新たな基礎断熱の仕方、壁の付加断熱等によるものです。
地域や地盤によって基礎からの熱損失は異なりますが、
その僅かな熱もQ=1.0住宅では貴重です。
熱を逃がさない断熱仕様は回を重ねるたびに
そこまでやるかと言うほど繊細になってきました。
これも脱CO2と省エネのためなんですね。

講演で紹介された森みわさんのパッシブハウスの書籍です。

2010.05.25:h-kaku:count(3,929):[メモ/コンテンツ]
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