株式会社 米住建設/古畑角次
▼バーチャル無暖房住宅H
住宅で最も熱損失が大きいところは、開口部つまり窓です。
窓は、同面積の壁と比較すると約10倍の熱が逃げます。
バーチャルでは、窓ガラスの性能をUPさせながら同時に面積調整を行いました。
性能UPでコストが上がった分を、面積を減らしてカバーしようと考えたのです。
窓のコストは、ガラス面積に左右されるからです。
その結果がビックリでした。
コストは逆に29万円下がったのです。
次は、断熱厚による金額差です。
基礎 86,000
天井 150,000
壁 630,000
換気 ¥250,000
合計 ¥1,116,000
材料費 ¥200,000(木材)
サッシ代差額¥290,000を差し引くと
合計で¥1,026,000 です。
弊社のモデルは、102.6万円の再投資でQ値0.5の住宅になることが分かりました。
それは、一冬の灯油量が76ℓで賄える住宅に必要な追加金額です。
年間灯油消費量は350ℓから76ℓに激減することになりますが
灯油100円/ℓとすると、ペイするのに40年近く掛かることになります。
これでは太陽光発電にも追いつきません。
Q値0.5と言う住宅を他の地域に建てたらどうなるのか気になってきます。
山形市ではどうなるでしょうか。
2009.11.04:h-kaku
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