株式会社 米住建設/古畑角次

▼バーチャル無暖房住宅C

Q1住宅では、断熱材の厚さとガラスの種類の組み合わせで、ある程度熱損失を調整出来ますが、無暖房住宅にはまだまだ足りません。

そこで先ず、窓は最高レベルにしてみます。
 ガラスの最高組み合わせは、木製サッシ-トリプルLo-Eアルゴンガス入りになります。
日射の多い地方ではLoーEにすると、冬の日差しを遮ることになりますが、米沢では厳冬期には日射は期待できないので断熱性能を重視します。(日射取得熱は計算に考慮)
これで計算すると全体のQ値は0.90になりました。
さらに全部の窓の内側にウレタン断熱戸を付けると、Q値は0.85まで下がります。

暖房エネルギーは2,832Wから2,457Wになりました。

今度は、換気方法です。

熱回収率90%の熱交換型の換気扇を使うと、Q値は0.80まで下がります。

暖房エネルギーは2,312Wになりました。
無暖房化まであと1.084Wです。(2312-1228)

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2009.10.06:h-kaku

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