居酒屋 銀次郎

▼自動車のトランスミッション DCT編

いやいや、本日もたくさんのご来店ありがとうございました(^O^)
ようやくしっぽり晩酌です。

こちらの画像はVWのDSGですが、PorscheではPDK、BMWではDKG、三菱はTC-SSTと様々な名前がありますが、平たく言うところのDCT(デュアルクラッチトランスミッション)です。

このミッションは言うなれば自分のピカソなどRMTの発展型。そちらの長所を受け継ぐ一方、変速時のタイムラグの大きさと空走感、つんのめり感、シフトショックの大きさを改善するべく開発されたのがデュアルクラッチタイプです。

機構は、例えば2速から3速へのシフトアップの際、シングルクラッチのRMTはクラッチを切り、ギアを入れ、またクラッチを繋ぎます。でもDCTは2速と3速別々のクラッチが受け持ち、2速側のクラッチを切りながらあらかじめ3速に入れてあるもう一方のクラッチをほぼ同時に繋ぐ事でタイムラグのない変速スピードを実現している優れたトランスミッションです。
制御はとっても複雑で、ここであらかじめ3速に入ってるのは、走行状態から次もシフトアップされるだろうと車側が予測してるから。でも、ここで逆にダウンの指示が出た時は、2速のクラッチを切る間にギアを3速から1速へと素早く入れ替え、ブリッピングして回転数を合わせる…。この一連の動作を一瞬で行います。

すごいですね。。

実際、先代モデルのアウディクワトロ、ゴルフGTIなど試乗しましたが、正に電光石火の如く素早いシフトです。
発信の際、ピカソと同じような半クラッチ状態があり、制御も若干ですがトルコンATから比べれば違和感はありますが、それでも、ダイレクト感たっぷりでスポーティーです。

この度のPOLO GTIにMTの設定が日本仕様には無いので、既に走りも制御もMTを上回ったとの解釈なのでしょうかね。

アルファもツインクラッチモデル発表しましたからね。

これからの主流となり得る優秀なトランスミッションです(^O^)



画像 ( )
2010.11.27:tomokaz

HOME

(C)

powered by samidare