御殿堰の生き物たち

御殿堰の生き物たち
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2012年7月4日 がんばりました!



6月24日に掲載した「今年初のオニヤンマ」
(  2012年6月24日 スクープ! )


今日は、とても頑張ったオニヤンマを発見しましたのでご紹介致します。

御殿堰では、この季節になると堰の石積みにヤゴの抜け殻を見かけることが多くあります。
時々、羽化したオニヤンマに遭遇することもあります。
いつも羽化するのは「石積み」なのです。


しかし。
今朝は、すごいところで羽化後の抜け殻を発見しました。




堰の石積みだけで30cmはあるでしょう。
石積みを登りきってから、町屋の壁までは4m近くあるかと思います。
そこから壁を約1.5m登っています。



あの小さな体で、ここまで登ったのかと思うと
「すごい!」の一言しか出てきません。



残念ながら飛び立つ姿に遭遇することはできなかったのですが、
きっと今日の青空を気持ちよく飛んでいることだと思います。
2012年6月24日 スクープ!



今年もやってきてくれました。
羽化直後の、一休みしているところに遭遇しました。

御殿堰の水の中から石積を這いあがって。
そこからゆっくりと羽化したのでしょうね。
石積に「ちょこん」といるの、分かりますか?





近づいてみます。





羽化をするのにだいぶ疲れたのでしょうか。
飛び立つために羽根を乾かしているのでしょうか。


それにしても、ヤゴにはピヨピヨと毛のようなものが生えているのですね。
ヤゴからは想像できない、黒と黄色のコントラストがかっこいいです。





さっそうと飛び立っていきましたが、近くの黒竹でひとやすみ。
御殿堰の水の流れる音に、癒されているのかもしれません。




これからの季節、朝早い時間にはオニヤンマの羽化に出会えるかもしれません。
昨年もかなりの数のオニヤンマが旅立っていきました。

太陽が昇りきる前の、涼しい時間帯には是非御殿堰散策へお越しください。

2012年5月27日 御殿堰の常連さん



以前、「謎の足跡の主」としてご紹介したセグロセキレイ。
2012年1月15日 謎の足跡が・・・


最近は、ちょくちょく御殿堰にやってくる常連さんとなっています。



堰を流れる水の音が好きなのか。
石積の上に生えている苔や竜のヒゲの影に、大好物の何かが隠れているのか。




チョンチョンと飛ぶように跳ねる様子はとても可愛らしいです。
人通りのまだ少ない午前中は、安心して姿を見せてくれるようです。
2012年5月26日 背中に顔が・・・



陽が射して緑が輝く季節になってきました。
これからは、堰沿いに植えてある苔や竜のヒゲへの水やりがかかせません。

今日も堰からの水を汲み、苔と竜のヒゲに水やりをしていると・・・。
誰かがこちらをジッと見ています。

気のせいかな?

よくよく探して見ると・・・・



分かりにくいでしょうか?
拡大してみます。




白い長い髭をたくわえた、お爺さんのような顔!
見方によっては、ちょっとひょうきんなお顔にも見えます。

この背中に顔があるような白い蜘蛛は、なんという蜘蛛なのでしょうか?
御存知の方がいらっしゃったら、是非教えて下さい。
2012年1月15日 謎の足跡が・・・



雪がチラチラと舞い降りる御殿堰。

軒下の雪化粧に、謎の足跡を発見。



分かりにくいでしょうか?
拡大してみます。




この足跡、誰のものなのでしょうか?
小鳥の足跡でしょうか?


そういえば、御殿堰の水路の中で「セグロセキレイ」の姿を時々見かけます。
尾っぽを「ちょん、ちょん」と上下に揺らす、とても可愛らしい小鳥です。



しかし、とても恥ずかしがり屋なのか。
写真に収めようとカメラを向けると、いつもすばやく飛び立ってしまうのです。

可愛らしい姿を激写することができましたら、こちらでまたご案内させていただきます。
2011年10月15日 細長い生物


御殿堰沿いに植えてある苔と竜のヒゲを手入れしていた時のこと。

「毛糸が落ちているのかな?それにしてもツヤツヤしているな」
と近づいてよく観察してみたところ、ツツツツーっと動いています。



どうやらヒルの仲間「オオミスジコウガイビル」のようです。

この写真では、残念ながら頭部を土の中に入れていたので確認できませんが
コウガイビルの「コウガイ」は、昔の女性の髪飾りである笄(こうがい)に頭部の形を見立てたものだそうです。



【笄(こうがい)】


今の世代の方は「コウガイ」と聴いて「笄」を思い起こせる方は少ないのではないでしょうか?
御殿堰にいる生き物を通じて、『笄を知るとは』なんとも面白いものですね。
2011年10月8日 綺麗な声主 発見



朝晩は肌寒いくらいの山形市。
太陽が西に傾いて陽が陰ってくると、どこからともなく
「リーンリーン」と綺麗な歌声が聞こえてきます。

既に辺りは薄暗く、どんなに目をこらしても「綺麗な声主」を見つける事はできませんでした。

今朝のこと。
賑やかな人の気配を感じてか、ひょっこりと姿を現しているところに遭遇しました。





おしりに長いしっぽのような針がついています。
このコオロギはメスのようです。





秋の夜長に、これからも綺麗な声を聴かせてくださいね。



2011年9月28日 バットマンがやってくる?



太陽の灯りが、西へ傾きだした頃。

ヒラヒラヒラヒラ・・・・

と、鳥でも飛行機でもない 不思議な軌道を描く飛行物体が御殿堰を飛来。



「何が飛んでいるのかな?」

と、その飛行物体を追うと 御殿堰の石積みの隙間にスッポリ。





赤丸の中、何かが折り畳まる感じで納まっているのがお解りになりますか?


拡大してみます。






コウモリです。
羽はしなやかに曲がり、胴体はふかふかとした毛で覆われています。


「追いかけないで!」という目でこちらを観ているのでしょうか?
写真にも収めたので、もう覗きません。

御殿堰でゆっくり羽を伸ばしていってくださいね。
2011年9月16日 モスラ登場?



「きゃー、気持ち悪い・・・。」

悲鳴が聞こえ、外に出てみると。
なんと、通路の屋根裏に巨大なモスラが・・・。



体長10cm位の大きな蛾でした。
モスラのモデルとなったクスサンかな?




モスラは往年の怪獣のヒーロー。
人間の味方をする益怪獣です。

「ザ・ピーナッツはいないかな。」と思って見ましたがいませんでした。
(このギャグが分かる人は年配者です。)


どうして御殿堰にモスラが現れたのでしょうか。

実は、10月1日木曜日、御殿堰緑地にて野外映画上映会
「御殿堰劇場 WATER GARDEN CINEMA」
が開かれます。

隣のビルの壁に映画を投影する青空映画館です。
時刻は午後五時半頃からです。
入場無料。


この時上映される映画が「ゴジラ」(第一作)です。
残念ながらモスラは登場しませんが、

きっと「僕の映画も映してくれ。」

と言いに来たのかもしれません。



「御殿堰劇場 WATER GARDEN CINEMA」
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