(財)置賜地域地場産業振興センター
▼長井の黒獅子
さかのぼれば、今から930年前、源頼義が前9年の役の戦勝祝いと合わせ、総宮神社の社殿を再建したとき、兵士たちに獅子舞をさせたのが始まりといわれております。
この獅子舞の姿は、野川上流の三淵に身を投じた卯の花姫が大蛇となって神に祀られ、神社の祭礼に招かれ、野川の流れを下る姿そのものであり、獅子頭につける獅子幕の前幕には、水面を進むときにできる波頭を表し、横幕には波としぶきを表した模様がついております。
黒獅子は、目玉が丸く飛び出し、眉が目玉の後方まで下がり、前後に面長で、多人数の舞手が入った舞い方は、頭を上下させず、腰に動きをつけて滑るよう舞う姿は勇壮そのものであり、「百足獅子」とも呼ばれており、躍動的で力強い迫力がある。「唐獅子」とは違い、「黒獅子」と呼ばれ、獅子頭の色が赤や金ではなく、黒塗りの獅子です。
卯の花伝説
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[2005.07.11]
長井の黒獅子 (地場産業振興センター)
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