furansowa note
▼骨がぁ・・・
スノーモービルに乗った。
これまでも何度も乗ったけれど、今回は自分で運転することが、
とても楽しいと思った、初の幸せなひとときだった。
雪の上のでこぼこを交わしたり、スラロームしたり、すっご〜い!
私ってやるぅ!!とノリノリの快感。気持ち良かった。最高。
・・・でも落ちた。はぁ〜あ。調子に乗りすぎたんだよね。
アクセルをふかし気味にしないといけない、と
事前にアドバイスを受けていたので、目の前にあるジャンプ台のような、
雪のデコの前で思いっきり加速した。
「いくぞ〜!ファイトォー一発」
なんて心で叫んでたら、そのデコが斜めに傾いていて、
一瞬、宙を飛んだぁ〜と思ったら、ハンドルを傾いた方角に取られてしまい、
そのまま元に戻せない。
そっちにいったら崖だぞ・・・
分かっていてもダメなのよ、こういう時は。木をバンバンなぎ倒し
がりがり音を立て、でもどうして良いのか、モタモタしているうちに、
頭がフリーズしちゃって・・・。
「死ぬかも・・・」
途端に目の前に樹木、バシーン。200sを超えるというスノーモービルが
私より先にふっ飛び、私は振り落とされた。
ガシーン!!スノーモービルよ、お前は逝ってしまったの?
反対に転がってひっくり返っている。私は、私は・・・何とか無事だった。
「生きてるよ!?」
見上げれば、さっきのデコから落ちること十数メートル。
はぁ・・・ それから数日後。
私は、スノモから落ちた所がひどくならない様にと
奮発してヤマザワ10倍デーに合わせて、湿布を買った。
ドリンクも買った。塗り薬も買った。
後は大人しくしていれば大丈夫、のはずだった。
しかし、お店の売り出し広告に惹かれて、駐車場代が惜しいからと、
歩いて買い物に行って、気付いたら数時間も歩いてて・・・・
へとへとのドロドロ、その時
「あっ!今日は家族が、鍵無しで出かけてたんだぁ、帰んないとやばい!!」
ひらめきと共に、走って走って走って・・・ぜいぜい心臓がバックンバックン
いって、そんでも走って・・・。
鍵の件は大丈夫だったんだけど、あ〜あ、なんか、あちこち痛くなってきたよ。なのに、ついまた雪かきなんぞしてたら、あ〜れ〜背中が痛いよぉ・・・
でも、夜出掛ける予定がある。仕方ないので、体中に補正下着を巻きつけ、
負担の軽減を図りつつ、出掛けた。
夜、入浴後、ふとしゃがんだら、柱に腕がぶつかり、その拍子に私の
一番痛い所に、自分の拳がパーンチ!!
「はぁひぃ〜」
ケンシロウに突かれたみたいだよぉ〜
目の前に、何か遠くの幻みたいなのが見えて、息も吐けなくて吸えなくて、
歩けなくて、座れなくて、声が出せなくて、全身コンクリートみたいに固まった。
「はぁはぁはぁはぁ・・・」
小さく口を開いて、呼吸だけは確保したところで、だましだまし寝室へ。
あ〜ん寝返りも打てないよぉ・・・このままどうなるの?入院、救急車、仕事は?家族は?いろんな思いを心の手でかき消して(実物の手は痛くて動かない)
寝る事に集中した。
「明日は明日の風が吹く・・」
風と共に去りぬが大好きな私。そんなこと言ってる場合かぁ?
画像 (小 中 大)
2007.02.23:e10
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