朝日町の蜂蜜の森キャンドルってご存知ですか?分校の様な、レトロ調な建物の中に入ると、蜂蜜色の蝋燭が並んでいて、何だか素敵な所。蜂が蜂蜜作るのは知ってるでしょ?その蜂蜜を食べて、巣を作るんだけど、それが蜜ロウと言います。蝋燭や座薬、口紅なんかの材料になるんですって。蜂蜜の10分の1の量に濃縮されたもので、一匹の蜂が一生かけて小さじ一杯の蜂蜜しか集められないと聞くと、どれほど貴重な物か分かるよね。ここでは蜂の巣箱を開けて、女王蜂や生まれたばかりの赤ちゃん蜂なんかも見せてくれます。私もやりました。網をかぶってテレビで見た事のあるような、蜂退治の業者の人みたいな格好で行くの!楽しかった。
まぁ、それはさておき、そこのご主人の安藤さんの企画で、11年目を迎えるスノーランタンの森作りに行ったのです。ホワイトチョコレートのような香りのするまあるい蜜ロウで蝋燭を作り、お弁当箱で雪レンガを作る。重ねて並べて削って飾って・・・・みんな真剣。不恰好だけど、個性豊かなランタンがずら~り。点灯式をして火を灯すの。幻想的で何とも言えない優しくて癒される灯火が言いなぁ~和むよ。あったかいココアを飲みながら、うっとり。幸せ♪ |
それから数日後。私は、スノモから落ちた所がひどくならない様にと、奮発してヤマザワ10倍デーに合わせて、湿布を買った。ドリンクも買った。塗り薬も買った。後は大人しくしていれば大丈夫、のはずだった。
しかし、お店の売り出し広告に惹かれて、駐車場代が惜しいからと、歩いて買い物に行って、気付いたら数時間も歩いてて・・・・へとへとのドロドロ、その時 「あっ!今日は家族が、鍵無しで出かけてたんだぁ、帰んないとやばい!!」 ひらめきと共に、走って走って走って・・・ぜいぜい心臓がバックンバックンいって、そんでも走って・・・。 鍵の件は大丈夫だったんだけど、あ~あ、なんか、あちこち痛くなってきたよ。なのに、ついまた雪かきなんぞしてたら、あ~れ~背中が痛いよぉ・・・ でも、夜出掛ける予定がある。仕方ないので、体中に補正下着を巻きつけ、負担の軽減を図りつつ、出掛けた。 夜、入浴後、ふとしゃがんだら、柱に腕がぶつかり、その拍子に私の一番痛い所に、自分の拳がパーンチ!! 「はぁひぃ~」 ケンシロウに突かれたみたいだよぉ~ 目の前に、何か遠くの幻みたいなのが見えて、息も吐けなくて吸えなくて、歩けなくて、座れなくて、声が出せなくて、全身コンクリートみたいに固まった。 「はぁはぁはぁはぁ・・・」 小さく口を開いて、呼吸だけは確保したところで、だましだまし寝室へ。あ~ん寝返りも打てないよぉ・・・このままどうなるの?入院、救急車、仕事は?家族は?いろんな思いを心の手でかき消して(実物の手は痛くて動かない)寝る事に集中した。 「明日は明日の風が吹く・・」 風と共に去りぬが大好きな私。そんなこと言ってる場合かぁ? |
スノーモービルに乗った。これまでも何度も乗ったけれど、今回は自分で運転することが、とても楽しいと思った、初の幸せなひとときだった。雪の上のでこぼこを交わしたり、スラロームしたり、すっご~い!私ってやるぅ!!とノリノリの快感。気持ち良かった。最高。
・・・でも落ちた。はぁ~あ。調子に乗りすぎたんだよね。アクセルをふかし気味にしないといけない、と事前にアドバイスを受けていたので、目の前にあるジャンプ台のような、雪のデコの前で思いっきり加速した。 「いくぞ~!ファイトォー一発」 なんて心で叫んでたら、そのデコが斜めに傾いていて、一瞬、宙を飛んだぁ~と思ったら、ハンドルを、傾いた方角に取られてしまい、そのまま元に戻せない。そっちにいったら崖だぞ・・・分かっていてもダメなのよ、こういう時は。木をバンバンなぎ倒し、がりがり音を立て、でもどうして良いのか、モタモタしているうちに、頭がフリーズしちゃって・・・。 「死ぬかも・・・」 途端に目の前に樹木、バシーン。200㎏を超えるというスノーモービルが私より先にふっ飛び、私は振り落とされた。ガシーン!!スノーモービルよ、お前は逝ってしまったの?反対に転がってひっくり返っている。私は、私は・・・何とか無事だった。 「生きてるよ!?」 見上げれば、さっきのデコから落ちること十数メートル。はぁ・・・ |
正月早々に・・・・役員は辛いよぉ~!!
元旦午前1時に神社に集合。3時までそこに居てほしいとの事。うそっ!何をやらされるのかしらん・・・気が重い。村に住むってこういうこと?ね、こんな時、実感しちゃうよね。でも、嫌な事ほどやっておくと後が楽になるから、しゃぁないかなぁ。呪文のように、何度も何度も、自分にそう呟き聞かせて稲荷神社に向かった。雪道は、街頭の明かりに照らされて、ほのかに明るく、元旦の朝という事で凛とした空気が心地よかった。 鳥居をくぐると、村の役員のおじさんが居て 「ああ、来たのがぁ、こごさ、いでけろなぁ。ごぐろうさま」 と労う。甘酒の大鍋の前で、参拝者にそれを振る舞う仕事が私の担当らしい。こんな小さな神社に、誰が来るのかとタカを括っていたが、近くでカウントダウンのイベントをやっているとかで、若者が仲間と連れ立って次々と初詣に訪れる。 「若者も、信心があるんだなぁ、意外。」 失礼な私の意見はともかくとして、人が切れた午前2時、パチパチと音をたてて焚き火の燃える様子を遠くから見つめていた。火の粉は小さくなりながら、空へ空へと舞い上がり消えていく。そこには大きなイチョウの木が聳え立ち、モチモチの木の様に両手を天に向かって広げていた。 2時半。若くお洒落な風貌の女性が、たった1人で参拝に来た。甘酒の入ったコップを両手で包むように掴み、嬉しそうに飲み干す。 「向かいのホテルに泊まっているんです。買い物に来たら目に付いたんで・・・」と買い物袋片手に、話しかけてきた。その後、焚き火の側に歩み寄り、タバコをふかし始める。煙がふわっと風に流れる。黒い空に冷たい空気、赤々とした炎。時間が止まってしまったかのようだ。なんだか、昔話の中にいるみたい。 「交代だよ」もう3時。帰宅してもナゼか興奮気味の私は、バーボン1杯ではおさまらず、中々寝付けなかった。 |
最近悶々している。人間関係でいっつも頭を悩ましている気がする。大変だよねぇ何かと。南の孤島にでも暮らして椰子の実が落ちるのを待つ生活でもしてれば、そういうのもないんだろうけど、それでも台風とか害虫のことで頭悩ますのかねぇ?
そうそうこないだ、友達と食事に行ったら、こんな話してたっけ。彼女のお友達は子供同士が同級生なんだけど、何かというと、しょっちゅう電話が来るんだって。「明日、体育ありますよね?長袖持たせますか?」 「あさってのお弁当に水筒付けます?中身は何にしますか?家も同じものにしようと思って・・・・」 などなど・・・どう思います?こういうの。私は何というか、面倒くさいのが嫌いなので、身震いしちゃう。こんな友達づきあいは無理。嫌な時に、はっきり嫌と言える人でないと親友にはなれないなぁ。そもそも、こんなどうでも良いことでいちいち電話してたら何にも出来ないじゃん、と思うんだけど、そのお友達にとっては、それが最重要課題なんだよね。人それぞれ考え方いろいろだからまぁいいけどさっ。 でも、最近の人間関係って希薄になってる気がする。みんな詰まる所、自分のことで手一杯なんだよね。ま、私もその1人かな?なるべく自己中に意見を押し付けたりしないようにとは心がけていますが・・・一応。 |
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夜遅くまでいろんな話で盛り上がり、思い出に残る楽しい会となりました。
A「Bちゃんて昔から付き合い悪くってさぁ~。まだ若いのに、
何かにつけて自分の健康のこと気遣っていたのよね・・・昔から。
私も若かった当時は、それが全然理解出来なかった。でもさ、
最近、体のあちこちが痛くなってきてみて初めてその意味が分かったよ。」
Aちゃんは少しハードな体を使う仕事もしていたので、無理する事は
当たり前だと思っていたんだって。でも私もそう思ってた。
特に現代人は仕事以外でもいろんなことに忙しくて、かつては
当たり前だった家事や子育てをきちんとこなすということが
女性の自立を損ねるなどの意味合いから、ないがしろにされてきている。
家事も育児も誰がやっても良いんだけれど、責任の擦りあいで
子どもや家族の健康が害されるのはとても悲しい。
本当に大事な事は何なのか、今必要なことは何なのか?
立ち止まって考えてみる必要性があるんだと思うよ。
A「自分が体を壊したり、体調不良だったりしたら、仕事で関わる人たちも
みんな不快な思いをする。私達はサービスを提供するような仕事内容でも
あるから、体調不良で無理した笑顔なんて、相手も嬉しくないんだよね。
家に帰っても、体が動かないと余裕がないから子ども達に対しても
優しいママではいられない。自分が健康でいるってことは、皆が幸せに
なるってことなんだぁ。だから、健康でいる責任があるんだよ。
それが、この歳になってやっと分かったの。Bちゃんは凄いよ!」
Bちゃんはシングルマザーです。だから自分が倒れたら子ども達も共倒れになる、そう、切実に考えているんだなぁ~。美人だから再婚だって出来るだろうに
子どもの事をとにかく真剣に愛していて、全力投球なの。偉いよ!
私はそんな彼女がとても眩しく、友人である事に誇りさえ感じるのでした。