鰍eorexのビジネスブログ

▼「有隣庵」という若き庭師さんの家

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上山市にお住まいのI様は、京都で修業を積み独立された若き庭師さん。
いつも笑顔で穏やかな人柄に、I様の周囲の人はみんな笑い声が絶えません。

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■お施主さんのプロフィールはコチラ

そんなI様の住宅に対するご要望は、

●「月々のローン返済を、現在お住まいの家賃と同額に抑えた家計に優しい家」
●「自分が手がける庭をデッキ越しに眺めたい。
●「ランニングコストを考えた高性能な住宅にしたい」などなど。

早速、外観のイメージを掴むため、間取りの構成と模型作りに取りかかりました。
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■地鎮祭の風景
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某日、厳かに地鎮祭がとり行われました。この日ばかりは、いつも作業服のI様も、スーツに着替えて大変身!なかなかの男前ですよ!!

エアサイクルシステムの礎となる次世代型基礎「コラムベース基礎工法」の施工風景。写真のカンカン帽子はなんと!!お施主さんご本人です。!
フクビ社のベストセラー、シロアリを防ぐアリダンシートを巻き込んで、あらかじめ施工したレールに設置していきます。また、シートを止めるテープにもその効用があります。
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■次世代型基礎「コラムベース基礎工法」はこんな感じに仕上がります。↓
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完成した基礎工法は、昔ながらの「束石基礎」がベースです。
基礎の内・外側に50oの断熱材が施工されているのが特徴で、エアサイクル工法では、基礎の内部も「室内と同じ」という考え方です。


コラムベース上に敷かれた土台。床下の空間は自由に空気が動きます。
屋根には、エアサイクル工法の特徴である屋根断熱材「シャルーフ」がいよいよ施工されます。

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■屋根断熱材「シャルーフ」の施工風景。日射の強いときはサングラスが必要とのこと。(高橋棟梁いわく)

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建築吉日に無事上棟しました。いよいよ、エアサイクル工法の外張り断熱材「CMボード」の施工開始です。

■外張り断熱材「CMボード」の施工風景
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外張り断熱材のダイヤカットされた部分が、空気が駆け巡る層です。外部はアルミ箔が表面に施されており、外部からの輻射熱を防ぎます。断熱材の合わせ目は内・外部共、ウレタンで隙間を埋めていきます。

■室内側からみる風景。家全体が断熱材で覆われているのがわかります。
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■梁と小屋束を見せる
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■外観は模型通り、「平屋+α」のデザイン
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■担当棟梁:高橋氏
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飯豊町出身の若き棟梁。当社の「季楽な家」の建築には欠かせない存在だ。冬季間は蔵王スキー場のパトロール隊に変身する。

■とある日の会話
高橋:「社長!今度から、吹き抜けの施工も大工手間を頂きます!!」

私:「吹き抜けって、床面積に入らないだろ!」

高橋:「社長が設計すると、やたら手間が掛かるんですよ!!!」

私:「だから、なんで坪数に入らないものが、手間が掛かるんだ?」

高橋:「・・・・・。(沈黙)」

「・・・・・。(ニヤニヤ)」

高橋:「掛かるものは掛かるんです!(真剣)」

私:「はい・・・。(激沈)」

こんな楽しい(?)会話が、飛び交う「季楽な家」の現場なのです。

■高橋棟梁が話す「大変手間の掛かる仕事」とは?↓
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勾配天井に羽目板が施された空間と、スノコ風渡り廊下の施工。
勾配天井は見た目がいいのですが、屋根の断熱性能をクリア―させて施工しないと、「夏暑く」「冬寒い」といったことになりかねません。
今回の現場では、エアサイクル工法の屋根断熱材シャルーフを採用し、当地域の省エネルギー性基準値をクリア―させました。




■I様と酒井氏(さかい板金代表)
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京都造園に欠かせない「たたき」といわれる施工の準備作業風景。屋根の施工でお世話になった酒井さんと、お施主さんの匠の技がどうな風に仕上がるのかとても楽しみです。

用語解説「たたき」とは?
土に石灰や水をまぜて練ったものを塗り、たたき固めて仕上げた土間のこと。

今回の住宅計画では、玄関ポーチと南側デッキ下の部分を、I様のご提案により、施工して頂くことになりました。

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三和土の続きに、錆御影の石張りの施工風景。
お施主様曰く「色彩的に三和土にとても合うと思います。」



■「たたき」の作業中、一寸一服。
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粋な職人でもあるお施主さん。今回は、現場のお手伝い頂き大変ありがとうございました。間もなく完成ですね。
毎回のことですが、お引き渡しの時期が近付くと、一人娘を嫁に出すようで寂しい気持ちになります。

■竣工写真
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2011.01.12:forex

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