鰍eorexのビジネスブログ

▼ライフスタイルで住宅を考える

ライフスタイルで住宅を考えると、建設時より居住時の方が、エネルギーの消費は大きいということ。

住宅は新築にしろ増改築にしろ、完成して住まい手が生活を始めてからのほうが、長く存在します。そのため、今注目されているのが、「ライフサイクル」で住宅をとらえるという考え方です。

「ライフサイクルアセスメント(LCA)」
「ライフサイクルエネルギー(LCE)」
「ライフサイクルCO2(LCC02)」
「ライフサイクルコスト(LCC)」

これらの言葉を耳にしたことはありませんか?

建設段階という、住宅ライフサイクルの一部だけで住宅をとらえるのではなく、資材、建設、使用(居住)、解体、再生・処理・処分といった各段階を経て、住宅が産声を上げて一生を終えるまでの間の「環境に与える負荷」「消費するエネルギー」「排出したCO2」にかかる費用を知ることが大切という考え方です。

仮に住宅の寿命を30年とすれば、ある試算によると、その住宅がライフサイクル全体で消費するエネルギーのうち、建設段階の消費エネルギーは6%(資材の製造に3%、建設工事に2%)なのに対し、使用段階は88%です。

このような試算はいくつかありますが、どれも使用段階の消費エネルギーが70〜80%を占めています。つまり、快適性を損なわず、いかに居住時のエネルギー消費を抑えられるかが、省エネ住宅を目指すうえでは重要なのです。
暮らし始めてからのエネルギー消費を抑える。そのためにも、「高気密・高断熱」「高効率設備機器の採用」「長寿命化」これらを満たす住宅が求められています。

2010.02.13:forex

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