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▼プラキソ・コラムベース基礎工法

エアサイクル工法で採用する基礎のコンセプトは、「断熱+通風」です。この考え方は、山形の高温多湿の気候には実に優れています。そのヒントは、昔ながらの「古民家」などに多くみられる工法なんです。

[画像]■束石工法
掘立て小屋といわれるように、大昔は土中に柱を立てるだけでした。地盤そのものが基礎というわけですが、柱が地表部分で腐りやすいため、平安時代に、柱と地盤を束石で縁切りする「束石工法」が生まれました。これは基礎の進化過程での大きな第一歩でした。以降、高床式で風通しのよい床下形式が広く普及し長く続きました。日本建築の正倉院などが代表例です。




[画像]■布基礎・ベタ基礎工法
関東大震災で多くの住宅が倒壊し、束石の耐震性が問題になり、当時普及し始めたコンクリートを基礎に使った「布基礎工法」が採用されるようになりました。当初は鉄筋の入ってない脆弱なもので、床下の通気性が悪くなり、腐朽菌やシロアリがはびこりやすいことが指摘されました。現在ではより強固な「ベタ基礎工法」が主流になりつつあります。




■プラキソ・コラムベース基礎工法
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エアサイクル工法では「ベタ基礎工法」をベースに「束石工法」の通気性の良さを併せもつ「コラムベース工法」と、内外二重の基礎断熱「プラキソ」との相乗効果で、年中安定した床下空間の温湿環境の床下空間と居住空間を一体化しています。



「コラムベース」は円柱型のコラムを地中梁と一体化することで強固な基礎をつくり、床下の通気性を大幅に向上させます。「プラキソ」は型枠を兼ねた内外二重(合わせて厚さ100mm)の断熱材で、外周の基礎コンクリートを包み込む工法です。

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地盤中の温度は一年を通じて安定しており、その土地の「年間の平均気温にほぼ近い」といわれています。基礎の土間コンクリートは直接その地熱を伝導するので、井戸水と同じように「夏は冷たく、冬は暖かい」状態をそのまま蓄え維持します。

エアサイクル工法では、基礎コンクリートの「放冷熱・蓄冷熱する性質を利用」して、蓄えた自然エネルギー(太陽熱や地熱の一部)をゆっくり放熱して、床下空間の温度を、夏は暑すぎず、冬は寒すぎない範囲に保っています。

その実証するデーターが以下のデーターです。
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[画像]【コラムベースシステム】
■ポイント
・地耐力20kN/u以上に対応するベタ基礎工法
・住宅型式性能認定を取得したオリジナル基礎工法
・断熱・安全性能に優れた基礎断熱型枠材を使用することで、施工の合理化が図れ、工期を5〜7日短縮できる。
・昔ながらの束石工法を近代化することで、通気性能も向上が図られ構造躯体が乾燥するため、腐朽菌やシロアリの発生を抑えることができる。


[画像]【アリダンシステム+基礎パッキン】
■アリダンシステムのポイント
・アリダンシートは防湿効果にも優れ、水質汚染もありません。
・5年間のメーカー修復保証
■基礎パッキンのポイント
・土台を基礎に直接触れさせないことで腐朽を防ぐ。
・土台と基礎の空間に通気層ができ、床下からの空気の壁のエアサイクル層に確実につなげる。
・床下からの空気だけが流れ込むようにする。(外部からの空気は入ってこない)



[画像]【打込断熱基礎枠】
■ポイント
・基礎断熱材はビーズ法ポリエチレンフォーム1号、熱抵抗は1.6(u・k)/w
・基礎の内・外側あわせて100oの断熱施工
・基礎の高さH=400.600.750.900.1050対応可能

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2010.05.25:forex

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