ホテルフォレストいいで

　飯豊町「ホテルフォレストいいで」は、ご老人・障害を持たれる方などの「噛むことが困難」な人々の為の食事の研究を行っている。

　老人ホームや施設の団体予約のニーズが多くなっているという世を受け止め、ご満足頂く為に他ならない。

　飯豊町中津川「ホテルフォレストいいで」。

　静けさ漂う白川湖畔に面し、宿泊全室から、白川湖畔・飯豊山を眺めることができる。春の新緑・秋の紅葉などの、魅力的な景観を眺めながらゆっくりと過ごす為に年間多くのお客様が訪れる。

　並んで、日帰りコースも人気のプランの１つであり、静養・宴会・法要などの利用も多い。更に、最近は「老人ホーム」や「施設」などの団体様の利用も急増している。

　「噛むことが困難なお客様にも料理でご満足を」の現場の信念が伝わっているものといえよう。
　この信念の素というべき、立ち上がった若者がいる。

　「C−TAKAHASI」今年、入社した若い女性である。

　老人ホームの調理場に勤めた経験のある彼女は、「噛むことが困難」という大変さを知り尽くしている。「刻み食」などの知識は、通常の料理人では把握しきれない知識をも備えており、そのニーズには的確に答えることのできる有望株へと成長している。

　「噛めない」ための調理は食材選びから始まる。
　刻んでも飲み込めないものは、飲み込もうにも咳き込んでしまうだけであり、まして、魚の骨などには当然気を使う。

　刻みの大きさにはランクがあり、「噛めない度」に応じ刻むのだが、ほとんどが飲み込むことができるランクがあり、その調理法を活用するのである。

　C-TAKAHASI　自らの知識をフルに活用し腕を振るう。

　料理は目で楽しむとも言われるが、盛り付けも気を使う。
　刻みを前面に出すことのない盛り付けは、たのしみは味のみならず・・・・。

　

盛り付けも刻んだようには見えない巧みな技術が出されてある。
食材選び・刻み・盛り付けの３っつの要素が注がれている。

　厨房とは、裏の仕事でありながらも表の仕事とも言える。なぜなら、満足度の割合としては非常に重要なウェートをしめている。

　経験・知識をフルに生かし、お客さまの立場となり、仕事を遂行しなければならない。

　ホテル（接客業）とは、答えのない結論を追う職業である。

　その答えを限りなく追い続ける「フォレストいいで」のプロジェクトチーム「チームフォレスト」に夜はない。

　そこに、お客様がいるかぎり・・・・・・。