FM One(エフエムワン) えふえむ花巻|岩手県花巻市のコミュニティFM

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新年のご挨拶

平成24年、2012年がはじまりました。
年のはじめに、ひとことご挨拶を申し上げます。
申し遅れましたが、私はエフエムワンの放送局長を務めております、
落合昭彦です。新しい年、皆さんはいかがお過ごしですか?

さて、去年3月の東日本大震災は、エフエムワンにとって、
開局半年で迎えた大きな試練となりました。そして間もなく、
大震災から1年の節目を迎えようとしています。

大震災が発生したのは、午後2時46分。私達は、花巻市との
防災協定に基づいてただちに市役所からの緊急放送をスタート
しました。ライフラインや身近な生活情報を中心としたいわゆる
災害放送が、その後、5月の上旬まで続くことになりました。

放送局としても、まだヨチヨチ歩きを始めたばかりの私達でした
が、リスナーやスポンサーさんをはじめとした皆さんのご協力を
いただきながら、何とかここまでやってくることができた・・・
というのが現実です。

今回の震災では、内陸の私達も、建物の被害や停電、断水といった大きな
影響を受けましたが、津波の猛威をまともに受けた沿岸被災地の苦しみは、私達には到底、計り知れないものです。

そうした中で、私達は去年の春以降、放送エリアに避難してきて
いる沿岸の被災者の皆さんのために何ができるか、また沿岸の
市町村が設置している臨時の放送局「災害エフエム」のために
どんな支援ができるのか・・・微力ながらいつも考えながら業務に
あたってきました。

同じ岩手県民として、内陸の私達は、沿岸の皆さんと一緒に生きている・・・今年も、そうした思いでコミュニティラジオの可能性を
探っていくつもりです。


一方、私達コミュニティFMというメディアは、今回の大震災で
国にその必要性を認められ、これまでのテレビやラジオと同じ、
基幹局という立場が与えられました。でも、私達は災害時のため
だけに存在するのではありません。

日常の放送の中においてこそ、これまでの放送局との差別化を
はかっていかなくてはならない、と思っています。

東京発のキー局はもちろん、岩手全体に電波を飛ばす県域局にも
できないような番組や営業企画、またイベントなどを通じて、真
に地域の皆さんに親しんでもらえるラジオ局になっていきたいと
考えています。

ちょっと硬い表現になってしまいましたが、要するに私達の放送
姿勢は、「良識ある、なんでも有り」でありたいのです。

花巻を中心としたこのエリアが今よりももっともっと元気になる
ために、そしてこの地域の元気を「沿岸被災地」の復興の促進の
ため、どんどん使っていけるように、私達はことしも謙虚な気持ちで
一歩一歩、成長していけるよう努めてまいります。

そのためには、皆さんからもたくさんのアイディアや
提案をいただきたいですし、広告媒体としてさらに活用していただきたい。
地域の「かわら版」として、どうぞよろしくお願い致します・・・

この春、一関に私達の新しい仲間であるラジオ局が生まれようとしています。岩手県内のコミュニティFMは、これで5局目と
なります。また、全国には北海道から沖縄まで、250局を超える
仲間が、日夜、「情報の地産地消」を実践しています。

ことし、あなたともっとつながりたい!エフエムワンは、心から
そう願っています。魅力ある花巻、素敵な岩手をもっともっと
アピールしていきませんか?私達はこんなにすばらしい街に住んで
いるんですから・・・

この1年、皆さんにとって良いことがたくさんありますように!


えふえむ花巻 局長 落合昭彦

2012.01.01:fmone:count(919)
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