flynatti note

▼適職

先週27日は文系、31日は理系の大学のキャリアカウンセリング担当でした。
当然、就活への考え方は学部によって異なります。

理系の学生は、大学で習得した知識や技術を生かせる企業、業種、職種を中心に就活を開始します。
特に製造業の求人には工学部採用と明記された企業も多く、企業とのマッチングが期待されます。

文系の学生は一般企業の総合職や営業、販売、事務などを中心に選択肢を広げています。かといって、一概に製造業には適応しないとは限りません。

ある工学部の学生が、製造を中心に就活を続けてきたものの、どうも自分のやりたい事とは違うような気がする、と悩んで面談に訪れました。
「工学部だから」と拘っていたものの、自己分析に時間をかけてみた結果、
彼は、物作りよりも接客に興味があることに気付いたのです。
それからは、接客業を中心に選考を受けている段階です。

適職とは何なのでしょう?
必ずしも、大学で学んだことを生かせる企業でなくても、性格や興味、能力から自分に適した企業へ結び付くこともあるのです。

「大学で学んだことを社会でどう生かすか」
「法学部なのになぜ営業を選んだのですか」と聞かれたらどう答えたらいいですか?
面接でよくある質問にみんな悩んでしまいがちです。

学んできた内容もさることながら、学ぶ段階での努力や工夫、成果への道のりは、どの業界でも役に立つスキルだと思います。

大学での4年間は無駄ではなかったはずです。
学業、サークル、アルバイト経験から自分の強みを引き出し、あらゆる可能性に挑戦してみましょう。


2011.11.01:flynatti

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