フラワーガーデン
▼花巻をデートしちゃおう
今日のテーマ「小春日和に賢治のマチを歩いてみよう!」
今日は、賢治童話のモチーフにも登場するマチナカ歩きを中心に、
学びと発見のデートプランをご提案しましょう・・・
待ち合わせはやはり、宮澤賢治記念館の駐車場で。
今日は結構歩くので、動きやすい服装や靴を心がけて下さい。
紅葉の始まった遊歩道をイーハトーブ館方面に下っていけば、
木陰から少年時代の賢治が顔をのぞかせているような気になってくるはず。
賢治に思いをはせながら向かうのは花巻市博物館。
ここでは11月3日から「懐かしの写真展」が始まります。
昭和の写真による花巻各地区の風景を紹介する企画展。
賢治が生きていた時代のマチナカの様子をしっかり脳裏に焼き付けておきます。
午前中のなるべく早い時間には車に戻っていざマチナカへ!
上町駐車場に車を停めたら、岩銀の交差点を南へ歩きます。
ここは江戸時代の旧奥州街道。1つめの交差点の少し先に
ある賢治の生家の界隈は、賢治の生まれた明治時代も、繁華街
として賑わっていました。目をつぶって思い描いてみましょう。
次の交差点から1本東側にある東町の通りに入ります。
この通りは当時「裏町」と呼ばれ、遊郭の並ぶいわゆる花街でした。
この通りの南のつきあたりに「御旅屋(おたびや)」があります。
そう、花巻まつりの際には露店が並ぶあの場所です。
ここにはかつて祭りの時だけ神社のご神体を安置する「仮の社」
があったところ。子どものころの賢治も遊んだはずです。
今は祭りも終わりひっそりとしている広場ですが、静かなだけに、
ここでも目をつぶって当時の賢治を思い浮かべてみましょう。
そして再び通りを北へ戻り、花巻郵便局から朝日橋の方向へ
ゆっくりと歩いていきます。ここは御田屋町。通りの中ほどに
ある洋館が「菊池捍邸」です。賢治童話「黒ぶどう」の舞台
になった場所と言われたこの建物の主は、明治精糖の工場長
をつとめた人物で、近くに住んでいた初代・北海道大学総長の
佐藤昌介の教え子でもありました。
ここから朝日橋までは、北上川に出るために賢治もよく通ったとされ、
「銀河鉄道の夜」でジョバンニがカンパネルラを探す場面のモチーフを生んだエリアでもあります。
北上川の流れを見ながらふたたび当時の光景を想像してみましょう。
さて、そろそろ、お腹がすいてきたはず。のんびりペースとは
いえ随分歩きましたからね…。
そんな時はマチナカデートの定番マルカンデパートもいいけれど、
11月は市内の飲食店や温泉旅館で、耳寄りなイベント「雑穀キャンペーン」をやっていますよ〜。あらかじめ、観光協会や振興局などで、
雑穀料理が食べられるお店マップが掲載された企画パンフを
手に入れておくのは当然です・・・
諏訪町の「HAIKARA-YA」では、人気のオムライス各種の
ご飯を「雑穀ごはん」に変更できますし、
松園町のイル・クオーレでは「雑穀・アサリ・ミネストローネのリゾット」
が食べられますよ!女性の「キレイ」を応援する雑穀料理を
薦めながら、生産量日本一の花巻の雑穀について解説すれば
彼女はあなたをきっとリスペクト!
いかがですか?きょうは大きなイベントやサプライズもない
ちょっと物足りないデートコースと思う方もいるかもしれま
せんね…。
でも時刻はまだ3時前!ここまでのデートで
小春日和の陽ざしを受けて歩いた2人は、心までポカポカし
ているはず。あなたの腕の見せ所は、これからですよ〜
今度は、どんな賢治に会いに行こうか・・・」なーんて
言葉で、ファンタジックに彼女をエスコートしてあげてくださいね!
2011.10.28:Ochiai♪フラワーガーデン
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