カシラーナカ

▼支出の内訳

 消防団において、班長に就任する前の私の役職は、班の会計だった。班長になったので、当然会計は他の班員に引き継がなければならないのだが、ただ今ちょうど収支決算書作成の真っ最中だ。

 ちなみに班の収支決算書は、私が昨年から作成しており、たぶん班設立以来初めての試みだったと思う。そのため、その決算書上から班の財政面において驚くべき事実が判明したのだった。

 まず収入については、消防団からの出動手当金や報酬等が全体の約1/2を占め、残りが班員による積立金や負担金で1/4、地区からの助成金や雑収入で1/4といった割合になっている。これは特に問題がない。問題は支出だ。他への寸志やお祝いなどのわずかな交際費用を除けば、ぶっちゃけほとんどアルコール代だ。ほぼ収入=酒。酒を飲むためだけにお金を集めているようなものだ。よく世間では「消防団はヒマさえあれば酒飲んでばかり」という偏見を持つ人が多いが、ちょっと待って欲しい。それは偏見ではなく揺るぎない事実だ。…っつーか、冒頭「驚くべき事実」なんて言ったけど、別に驚くほどのことでもない。

 ただ正直、はたして酒飲む以外にお金を使うことがあるのだろうか。消防団活動で使うのは金じゃなく、もっぱら己の肉体と精神のみではないのか。いくら科学が進歩して機械設備が充実しようとも、災害に立ち向かい人を救うにはやっぱり強い心と熱き血潮が必要だ。大事なのは金じゃねぇぜ。火災よりも激しく燃えるこのハートさ!

 あー、なんかテンション高くなってきたぁ!よーし、この調子で冷蔵庫からもう一本ビール持ってこようっと。やっぱ飲まなきゃやってらんねぇっつーの、こんなの。
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2006.04.18:カジヴァーノ埋立地
[2006.04.20]
人の口に戸は立てられぬ (ハンチョリーノ埋立地)
[2006.04.19]
あぁ〜言っちゃた (混合油50:1)

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